「奇想のモード 装うことへの狂気、またはシュルレアリスム」東京都庭園美術館

「奇想のモード 装うことへの狂気、またはシュルレアリスム」東京都庭園美術館

名称:「奇想のモード 装うことへの狂気、またはシュルレアリスム」東京都庭園美術館
会期:2022年1月15日(土)〜2022年4月10日(日)
会場:東京都庭園美術館
時間:10:00〜18:00 (最終入場時間 17:30)
休館日:月曜日 
  3月22日(火)
  ※ただし3月21日は開館
観覧料:事前予約制
  一般 1,400円(1,120円)
  大学生(専修・各種専門学校含む) 1,120円(890円)
  中学生・高校生および65歳以上 700円(560円)
  ※( )内は20名以上の団体料金
  ※小学生以下および都内在住在学の中学生は無料
  ※身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方とその介護者2名は無料(手帳を要提示)
  ※教育活動として教師が引率する都内の小・中・高校生および教師は無料(事前申請が必要)
  ※シルバーデーおよび家族ふれあいの日の割引については、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、当面の間休止
主催:公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都庭園美術館
協力:株式会社 七彩
   株式会社 無限デザインスタジオ
年間協賛:戸田建設株式会社
   ブルームバーグ L.P. Bloomberg
住所:〒108-0071東京都港区白金台5-21-9
TEL:03-5777-8600
URL:東京都庭園美術館

ハリー・ゴードン《ポスター・ドレス》1968年頃、京都服飾文化研究財団蔵、畠山崇撮影
ハリー・ゴードン《ポスター・ドレス》1968年頃、京都服飾文化研究財団蔵、畠山崇撮影

20世紀最大の芸術運動であったシュルレアリスムは芸術の枠を超えて、人々の意識の深層にまで影響力を及ぼしました。革新的な意匠を生み出し、時代を先駆けようとする優れたクリエーターたちの表現は、時にシュルレアリスムの理念と重なり合うものであり、モードの世界にもシュルレアリスムに通底するような斬新なアイデアを垣間見ることができます。
一方、シュルレアリストたちと親交のあったエルザ・スキャパレッリは、シュルレアリスムの潮流のなかで示された特異な感覚を、モードの世界に積極的に取り込んでゆきました。またシュルレアリストたちは、帽子や靴、手袋といったファッションアイテムを霊感の源として、絵画や写真、オブジェといった作品のなかに生かしました。衣裳へのトロンプ・ルイユ(だまし絵)的なイラストの導入や、内側と外側の意識を反転させたようなデザイン等、シュルレアリスムを契機として出現したユニークな発想力は、まさに「奇想のモード」として今日にまで影響を与え続けています。
本展ではさらに、シュルレアリスムの感性に通ずるような作品群にも注目し、現代の私たちからみた<奇想>をテーマに、17 世紀の歴史的なファッションプレートからコンテンポラリーアートに至るまでを、幅広く展覧します。シュルレアリスムがモードに与えた影響をひとつの視座としながら、その自由な創造力と発想によって、モードの世界にセンセーションをもたらした美の表現に迫ろうとするものです。

エルザ・スキャパレッリ《イヴニング・ケープ》1938年、京都服飾文化研究財団蔵、広川泰士撮影
エルザ・スキャパレッリ《イヴニング・ケープ》1938年、京都服飾文化研究財団蔵、広川泰士撮影
ライチョウの足のブローチ、スコットランドWBS (Ward Brothers) 工房、1953年、アクセサリーミュージアム蔵
ライチョウの足のブローチ、スコットランドWBS (Ward Brothers) 工房、1953年、アクセサリーミュージアム蔵
コルセット、1880年頃 イギリス、神戸ファッション美術館蔵
コルセット、1880年頃 イギリス、神戸ファッション美術館蔵
マルタン・マルジェラ《ネックレス》2006年、京都服飾文化研究財団蔵、京都服飾文化研究財団撮影
マルタン・マルジェラ《ネックレス》2006年、京都服飾文化研究財団蔵、京都服飾文化研究財団撮影
マルタン・マルジェラ《ドレス》2006年、京都服飾文化研究財団蔵、京都服飾文化研究財団撮影
マルタン・マルジェラ《ドレス》2006年、京都服飾文化研究財団蔵、京都服飾文化研究財団撮影
舘鼻則孝《Heel-less Shoes(Lady Pointe)》2014年、個人蔵
舘鼻則孝《Heel-less Shoes(Lady Pointe)》2014年、個人蔵
串野真也《LUNG-TSHUP-TA》2009年、作家蔵
串野真也《LUNG-TSHUP-TA》2009年、作家蔵

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 津田友子 「記憶は動く」白白庵
  2. 「第十四回 I氏賞受賞作家展」岡山県立美術館
  3. 《万葉》油彩、1991年
ページ上部へ戻る