「天神さまへの献上品」太宰府天満宮宝物殿

「天神さまへの献上品」太宰府天満宮宝物殿

名称:「天神さまへの献上品」太宰府天満宮宝物殿
会期: 2019年12月13日 – 2022年3月13日
住所:〒818-0117福岡県太宰府市宰府4-7-1
TEL:092-922-8225
URL:太宰府天満宮宝物殿

太宰府天満宮が御祭神・菅原道真公(天神さま)の祀廟として創建され千百余年、その悠久なる歴史の中で天満宮は、平安時代からの庶民による信仰はもとより、大宰府官人や武将による庇護を受け、文化人・学者の聖地として崇められてきました。また、幕末の志士が集い維新の策源地となるなど、それぞれの時代で人々の精神的な拠り所かつ政治的な要所としての役割を担ってきました。第1展示室では、所蔵品展「天神さまへの献上品」を開催いたします。
戦国武将豊臣秀吉や小早川隆景、黒田如水の書状(重要文化財)、大谷刑部吉継寄進の大鏡(福岡県指定)、そして幕末の公家三条実美の和歌など、天神信仰の証として天満宮に奉納された品々をはじめ、大切に伝えられてきた貴重な資料を紹介します。
また、令和3年は丑歳にあたります。天神さまと牛には深い御神縁があり、現在宝物殿では、牛に関係する資料等を展示しています。
「騎牛天神像」【山本養和 筆、明治35年(1902)】は、天拝山で無実の罪が晴れることを一心に祈られた道真公が、帰り道、斧を研いで針にするという翁に会われ、その姿に「何事も志を立ててひたすらに専心し精勤すれば、成就する」と感服され、再び祈念のために牛に乗って天拝山に戻られる様子を表したものです。このように全国の天満宮に牛に因んだ品々が奉納されていることは、永い歴史の中で変わらぬ天神信仰の証といえるでしょう。

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