「池田亮司展」弘前れんが倉庫美術館

「池田亮司展」弘前れんが倉庫美術館

名称:「池田亮司展」弘前れんが倉庫美術館
会期:2022年4月16日(土)〜2022年8月28日(日)
会場:弘前れんが倉庫美術館
時間:9:00〜17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日:火曜日 ただし4月26日(火)、5月3日(火)、8月2日(火)は開館
観覧料:一般 1,300円(1200円)
  大学生・専門学校生 1,000円(900円) 
  ※( )内は20名様以上の団体料金
  ※ 以下の方は無料
  ・ひろさき多子家族応援パスポートを持参の方
  ・障がいのある方と付添の方1名
住所:〒036-8188青森県弘前市吉野町2-1
TEL:0172-32-8950
URL:弘前れんが倉庫美術館

「池田亮司展」弘前れんが倉庫美術館
「池田亮司展」弘前れんが倉庫美術館

池田亮司(いけだりょうじ 1966-)は、テクノロジーを駆使し、光や音を用いて鑑賞者の感覚を揺さぶる没入型の作品を数多く発表してきました。本展では、2009年以来となる国内美術館での大規模な展覧会として、新作を含む近年の池田の活動を展観します。
2000年以降、データを主題とする表現を模索し続ける池田は、とりわけDNA情報や素粒子、宇宙といった科学領域に関するデータに関心を持ち、自身の作品に取り入れてきました。そこでは、データを通した世界のあらたな認識の方法が提示されています。例えば「data-verse」シリーズでは、NASAをはじめ多くの科学機関の公開データを収集し、加工、変換など様々な操作を経て構成された作品が、高解像度の映像として展示室内に投影されます。視覚と聴覚で体感する作品は、普段は目に見えないがゆえに意識されない膨大なデータの世界へと、人々を引き込む鑑賞体験を生み出します。
今回の展示では、高さ15mの吹き抜けの大空間にプロジェクションを行うほか、各展示室の映像や音響が時に結びつきながら、煉瓦倉庫を改修した当館ならではの建築空間と作品とが共鳴/共振します。
本展は、約100年前に酒造工場として建造され美術館へと生まれ変わった弘前れんが倉庫美術館の空間の持つ可能性を拡張し、この場所に創造性を喚起する作品の数々が体感できる機会となります。

池田亮司《data-verse 1》2019年 Courtesy of the Artist and Audemars Piguet Photo: Julien Gremaud ©Ryoji Ikeda
池田亮司《data-verse 1》2019年 Courtesy of the Artist and Audemars Piguet Photo: Julien Gremaud ©Ryoji Ikeda
「池田亮司展」弘前れんが倉庫美術館
「池田亮司展」弘前れんが倉庫美術館
「池田亮司展」弘前れんが倉庫美術館
「池田亮司展」弘前れんが倉庫美術館

◆ 池田亮司
1966年岐阜県生まれ、フランス/パリおよび京都府在住。国際的に活躍する作曲家/アーティストとして、電子音楽の作曲を起点としながら体験としてのアートを提示する。音やイメージ、物質、物理現象、数学的概念などの様々な要素の精緻な構成を用いて、見る者/聞く者の存在を包みこむライブ・パフォーマンス、インスタレーションを発表している。
東京都現代美術館(2009年)、パーク・アベニュー・アーモリー(ニューヨーク、2011年)、ポンピドゥー・センター(パリ、2018年)、Eye Flimmuseum(アムステルダム、2018年)、台北市立美術館(台北、2019年)、180 The Strand(ロンドン、2021年)など世界各地で個展を開催するほか、あいちトリエンナーレ2010(名古屋、2010年)や第58回ヴェネチア・ビエンナーレ(2019年)など数多くの美術館や国際展に参加。
2018年には自身のレーベル「codex | edition」を立ち上げ、『music for percussion』(2018年)、『music for installations vol.1』『superposition』(共に2021年)をリリース。アルスエレクトロニカがCERN(欧州原子核研究機構)と共同創設したCollide@CERN Award受賞(2014年)、第70回芸術選奨文部科学大臣賞(メディア芸術部門)受賞(2020年)。

池田亮司《point of no return》2018年 Courtesy of Taipei Fine Arts Museum, 2019 Photo: LU Kuo-wei ©TFAM
池田亮司《point of no return》2018年 Courtesy of Taipei Fine Arts Museum, 2019 Photo: LU Kuo-wei ©TFAM

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