須永有 個展 「影をつかむ」アーツ千代田3331

須永有 個展 「影をつかむ」アーツ千代田3331

名称:須永有 個展 「影をつかむ」アーツ千代田3331
会期:2022年1月7日(金)〜23日(日)
時間:木・金曜日:15:00-19:00 土・日曜日:12:00-19:00
休み:月曜日、火曜日、水曜日
料金:無料
会場:211:myheirloom
住所:〒101-0021 東京都千代田区外神田6-11-14
URL:アーツ千代田3331

myheirloomではこの度、須永有個展「影をつかむ」を開催致します。須永はこれまで、絵画制作を通して事象の裏側や隠れた一面に光を当て、その奥に潜む本質的なものを表に引き摺り出す試みを続けています。
 美しいものよりも醜いもの、表ではなく裏、そして光ではなく影。世界を構成するさまざまな物質、現象について、表層から抉り出され、激しく溢れ出るような力強い色彩により浮き彫りになるものは、普段私たちが何気なく見ている風景の片隅にある見落とされた視点です。
 本展では、光によって生まれる影という存在をいかに主題として成立させるのかに着目し、これまで須永が試みてきた「裏側を抉り、表に引っ張り出す」行為を発展、純化させた新たなシリーズを発表いたします。黄色と黒の強烈なコントラスト、そしてダイナミックに主張する実体化した「影」は、力強くいきいきとその存在感を際立たせています。光を浴びる存在でありながら、必然的に全ての「裏側」となるアンタッチャブルな「影」が立ち上がる時、私たちはそこに初めて「光」を見出すことになります。
 須永の「逆転の思想」やアゲインストな精神、無骨さ。そうした意識が物事の本質に触れることにより生まれる圧倒的な絵画のパワーを、是非会場全体で体感いただければ幸いです。なお、会場内には美術評論家、菅原伸也氏に寄稿頂いたテキストも掲出しておりますので、併せてご高覧のほど、よろしくお願いいたします。

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 「モダニストの『蝶』 詩人・安西冬衛と好太郎」mima 北海道立三岸好太郎美術館
  2. 「土が開いた現代 革新するやきもの」和歌山県立近代美術館
  3. 「キース・へリング展 アートをストリートへ」兵庫県立美術館
ページ上部へ戻る