山本渉 「光解体」ユミコチバアソシエイツ viewing room shinjuku

山本渉 「光解体」ユミコチバアソシエイツ viewing room shinjuku

名称:山本渉 「光解体」ユミコチバアソシエイツ viewing room shinjuku
会期:2022年1月22日(土)- 2022年2月26日(土)
開館時間:12:00 〜 18:00
休館日:月曜,日曜,祝日
入場料:無料
会場:ユミコチバアソシエイツ viewing room shinjuku
住所:〒160-0023 東京都新宿区西新宿4-32-6 パークグレース新宿206
TEL:03-6276-6731
URL:ユミコチバアソシエイツ viewing room shinjuku

山本渉(1986 年生)の個展「光解体」を開催いたします。山本は、「プラタナスの観察」「線を引く」「春/啓蟄」「しみ そめ しわ」「欲望の形/Desired Forms (2012-2017)」など、一貫して写真というメディアを用いながらも、シリーズごとに異なる、独自の制作手法を開発することで、発表を続けてきました。弊廊で6回目となる今展は、「光解体」と題し、光フ ァイバーを用いたインスタレーションと、それをもとに撮影した写真作品で構成されます。
山本は、植物に高周波・高電圧をかけ、その放電による発光を捉えた「プラタナスの観察」や、水とカラーフィルムを用いて 太陽熱の温度変化を撮影する「春/啓蟄」、紫外線に感光する液体に浸した布に生じた表面の変化を記録する「しみ そめ しわ」 など、これまでも写真の成立条件であり、根源でもある、太陽光線や感光作用を、多角的な方法を通して捉えようとしてきました。
本展で山本が展開するのは、従来のような自然の光ではなく、人工的な光ファイバーを用いた作品群です。物理的な光の通行路であり、ネット環境において膨大な情報の交通を可能にする高速通信網となる、情報環境を含めた現代社会における「光」とは、情報伝搬の速度を示すものであると同時に、物理的な光のケーブルであり、また、ディスプレイやモニターが発する光でもあるでしょう。このような「光」の諸相から、情報、画像、映像、写真の境界がきわめて曖昧になった現代社会における「イメージ」とは何かを問いかける山本の新作個展にぜひご注目ください。

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