彫刻館企画展「時の内部をさわる──森淳一による北村西望修復プロジェクト」井の頭自然文化園

彫刻館企画展「時の内部をさわる──森淳一による北村西望修復プロジェクト」井の頭自然文化園

名称:彫刻館企画展「時の内部をさわる──森淳一による北村西望修復プロジェクト」井の頭自然文化園
会期:2021年12月7日(火)~2022年3月6日(日) 2022年4月3日(日)まで延長
   ※1月11日(火)から臨時休園のため休止します。再開時期は未定です。
場所:井の頭自然文化園 動物園(本園)彫刻館B館
助成:公益財団法人花王芸術・科学財団、公益財団法人ポーラ美術振興財団
住所:〒180-0005 東京都武蔵野市御殿山1-17-6
TEL:0422-46-1100
URL:井の頭自然文化園

井の頭自然文化園では、彫刻館企画展「時の内部をさわる──森淳一による北村西望修復プロジェクト」を開催します。
 当園の彫刻園では、北村西望(1884-1987)によって寄贈され長年保存されていた全作品コレクションのうち、修復が必要な石膏原型をしぼりこみ、2019年から統一した方針により修復がおこなわれています。本展ではその成果をご覧いただきます。
 北村西望は、代表作《平和祈念像》で知られていますが、「石膏直付け法」を考案するなど石膏原型技法の開拓者でもあり、教育者としての一面もあります。このたび修復のなかで明らかになった近代彫刻の石膏師の仕事や、騎馬像のひな型制作の内部構造の工夫など、「石膏直付け法」に至る展開をたどることができます。
 この修復は、現代彫刻家の森淳一氏(1965-)によっておこなわれました。石膏原型に残った跡や、X線イメージなどを読み取り措置を考えていきました。分割された破片が、美術としての階調を取り戻していくようすを、修復作品、透過X線写真、写真パネルなどを交えて展示します。

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 「モダニストの『蝶』 詩人・安西冬衛と好太郎」mima 北海道立三岸好太郎美術館
  2. 「土が開いた現代 革新するやきもの」和歌山県立近代美術館
  3. 「キース・へリング展 アートをストリートへ」兵庫県立美術館
ページ上部へ戻る