小企画「堀江 栞 触れえないものたちへ」神奈川県立近代美術館 鎌倉別館

堀江 栞《後ろ手の未来#4》(部分)2021年 岩絵具、膠、和紙 作家蔵

名称:小企画「堀江 栞 触れえないものたちへ」神奈川県立近代美術館 鎌倉別館
会期:2022年4月29日(金・祝)〜2022年5月29日(日)
会場:神奈川県立近代美術館 鎌倉別館
時間:9:30〜17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日:月曜日 ※ただし祝日および振替休日の場合は開館
観覧料:一般 700円
   20歳未満・学生 550円
   65歳以上 350円
   高校生 100円
   ※中学生以下と障害者手帳等をお持ちの方(および介助者原則1名)は無料です
住所:〒248-0005神奈川県鎌倉市雪ノ下2-8-1
電話:0467-22-5000
URL:神奈川県立近代美術館 鎌倉別館

堀江 栞《後ろ手の未来#4》(部分)2021年 岩絵具、膠、和紙 作家蔵
堀江 栞《後ろ手の未来#4》(部分)2021年 岩絵具、膠、和紙 作家蔵

「心から好きなものを描き、その芯を確かな形として表したい」。1992年に生まれ、日本画の道に進んだ堀江栞は、そうした思いから動物や石、人形などの対象と向き合い、岩絵具特有の質感で描いてきました。24歳の時、フランスで暮らした経験から、人物画にも取り組み始めます。堀江によって描かれる人びとは、どこか寄る辺ない孤独にありながら、こちらに確かな眼差しを送り続けています。
「触れえないものたちへ」というタイトルには、こうした存在の内奥をめぐる作家の思索が込められています。自らの傍らにある他の存在。目には見えない個々の声に耳を澄ませるその姿勢は、彼女が幼い頃から私淑してきた松本竣介との対話に繋がっているのかもしれません。
本展では、初期から近作〈後ろ手の未来〉(2019-2021)を含む約30点を展覧し、次代を担う画家、堀江の創作の魅力を探ります。
◆ 堀江栞(ほりえしおり)略歴
1992(平成4)年、フランス生まれ。2014年、多摩美術大学美術学部絵画学科日本画専攻卒業。同年、加島美術(東京)にて初個展。2015年、第6回東山魁夷記念日経日本画大賞展入選。同年、第26回五島記念文化賞を受賞し、2016年、奨学生として一年間、パリで制作を行う。2020年、第6回世田谷区芸術アワード“飛翔”を受賞し、2021年、受賞記念個展「後ろ手の未来」を開催(世田谷美術館区民ギャラリー)。同年、五島記念文化賞研修帰国記念個展「声よりも近い位置」を開催(√K Contemporary、加島美術)。第32回タカシマヤ美術賞受賞。本年3月、「VOCA展2022」にVOCA佳作賞受賞作《後ろ手の未来》(2021)を出品(上野の森美術館)。画集『堀江栞 声よりも近い位置』を刊行(小学館)。

堀江 栞《後ろ手の未来#4》2021年 岩絵具、膠、和紙 作家蔵
堀江 栞《後ろ手の未来#4》2021年 岩絵具、膠、和紙 作家蔵
堀江 栞《後ろ手の未来》2019年 岩絵具、膠、和紙 作家蔵
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堀江 栞《黙祷Ⅲ》2020年 岩絵具、膠、和紙 個人蔵
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堀江 栞《“包まれた時間”より》2017年 岩絵具、膠、和紙 作家蔵
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堀江 栞《輪郭#17》2020年 岩絵具、膠、和紙 作家蔵
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堀江 栞《凛然》2010年 岩絵具、膠、和紙 作家蔵
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