「泉水 陶展 東海道たびたびまたたび」松坂屋名古屋店

「泉水 陶展 東海道たびたびまたたび」松坂屋名古屋店

名称:「泉水 陶展 東海道たびたびまたたび」松坂屋名古屋店
会期:2022年4月27日(水)→5月3日(火・祝) 最終日は16時閉廊
会場:美術画廊 南館7階 第二画廊
住所:〒460-8430 名古屋市中区栄三丁目16番1号
TEL: 052-251-1111
URL: 松坂屋名古屋店

この度、松坂屋名古屋店で個展をさせていただく運びとなり、とても楽しみにしております。
今回、個展として初めて東京を離れる事になり、ある意味で初めての旅であることから、テーマを「旅」と致しました。私は江戸を背景として制作を続けておりますが、2015年に「根付道中膝栗毛」のタイトルで東海道五十三次になぞらえた根付の展示をいたしました。今回もそれに続く形で、江戸の交通の大動脈であった東海道を歩く旅を「東海道 たびたびまたたび」として、根付や陶像で展開いたします。
江戸時代に街道が整備され、庶民も旅を楽しむ様になったと言われます。当時は「一度旅に出れば帰るまでは消息不明」が基本であり、旅立ちは家や村をあとにする不安や寂しさ、「生きては帰れないかもしれない」という覚悟が伴ったことでしょう。それでもなお、きらめく未知の世界にワクワクしたに違いありません。そして、その旅には現在の速くて便利な旅の代償として私達が失った、景色や出会いがたくさんあったのだと思います。
今回の展覧会では、そういった、現在の私達が失ってしまったかもしれない、ワクワクや景色や出会いを作品にすることで、ご覧になる方々が何か大事なものを思い出し、取り戻すように感じていただけたら、と思います。
泉水

略歴
1993年 明治学院大学文学部フランス文学科卒業
1996年〜 夏柑窯 只腰令子氏に陶芸を学ぶ
1997〜98 年 渡仏 パリ主宰アトリエにて作陶
2005年頃より、陶による根付制作をはじめる。
ちいさくてかわいらしい物に愛着を感じ、陶作品(陶根付・帯留・急須・ぐい呑み・豆皿)などを制作。
美術館
2010年「高円宮根付コレクション展」大阪芸術大学ほたるまちキャンパス内ギャラリー
2014年「高円宮家根付コレクションと高円宮妃殿下野鳥と旅の写真展」 パラミタミュージアム(三重)
2017年「高円宮家所蔵 根付と宮中装束」呉市立美術館(広島)
2016年「高円宮コレクション 現代根付展」城西国際大学水田美術館(ポスターに作品掲載)
2018年「根付展〜粋な装身具・江戸の工芸品 特別出品:高円宮家根付コレクション」ひろしま美術館

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 「第十四回 I氏賞受賞作家展」岡山県立美術館
  2. わが街ながのゆかりの作家展 中村明個展「混ポジション」長野市芸術館
  3. 「東京造形大学 写真研究所 ―ミクロな視点とマクロな視点―」BankART KAIKO
ページ上部へ戻る