御大典記念 特別展「よみがえる正倉院宝物―再現模造にみる天平の技―」松本市美術館

御大典記念 特別展「よみがえる正倉院宝物―再現模造にみる天平の技―」松本市美術館

名称:御大典記念 特別展「よみがえる正倉院宝物―再現模造にみる天平の技―」松本市美術館
会期:2022年4月21日(木)〜6月12日(日)
開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
料金:当日券 大人1,500円(前売り1,300円)
   大学高校生・70歳以上の松本市民1,000円(前売り800円)
   ※前売り券は4月20日まで販売
   ※20名以上の団体は各200円引き
   ※中学生以下無料、障がい者手帳携帯者とその介助者1名無料
休館日:月曜休館(ただし5月2日は開館)
会場:松本市美術館
住所:〒390-0811 長野県松本市中央4-2-22
TEL:0263-39-7400
URL:松本市美術館

正倉院宝物とは、奈良・東大寺の倉であった正倉院正倉に伝えられた約9000件におよぶ品々です。聖武天皇ゆかりの品をはじめ、その多くが奈良時代の作で、調度品、楽器、遊戯具、武器・武具、文房具、仏具、文書、染織品など多彩な分野にわたります。中には、西域や唐からもたらされた国際色豊かな品々も含まれるなど、天平文化華やかなりし当時の東西交流もうかがい知ることができます。しかし、1300年近くという長い時代を経て今日にいたる正倉院宝物は、きわめて脆弱であるため、毎年秋に奈良で開催される「正倉院展」で一部が展覧される以外はほとんど公開されてきませんでした。
正倉院宝物の模造製作は、明治時代に奈良・東大寺で開催された奈良博覧会を機に始められました。明治時代後半より、宮内省正倉院御物整理掛のもとで、模造製作は修理と一体の事業として取り組まれましたが、昭和47年(1972)からは宝物を管理する宮内庁正倉院事務所によって宝物の材料や技法、構造の忠実な再現に重点をおいた模造製作が行われるようになります。以来、人間国宝ら伝統技術保持者の熟練の技と最新の調査・研究成果との融合により、優れた作品が数多く生み出されてきました。
本展は、これまでに製作された数百点におよぶ再現模造作品の中から、選りすぐりの逸品を一堂に集めて公開するものです。再現された天平の美と技に触れていただくとともに、日本の伝統技術を継承することの意義も感じていただけることと思います。

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