テーマ展「ミクロスコープ・テレスコープ―よってはなれてみるアート―」佐賀県立博物館・美術館

  • 2022/4/27
  • テーマ展「ミクロスコープ・テレスコープ―よってはなれてみるアート―」佐賀県立博物館・美術館 はコメントを受け付けていません
池田学《誕生》紙にペン・アクリルインク・透明水彩、300×400cm、2013~2016年、館蔵 cIKEDA Manabu, Courtesy Mizuma Art Gallery, Tokyo/Singapore

名称:テーマ展「ミクロスコープ・テレスコープ―よってはなれてみるアート―」佐賀県立博物館・美術館
会期:2022年5月21日(土)〜2022年6月19日(日)
会場:佐賀県立美術館 佐賀県立博物館
展示室:博物館3号展示室
時間:9:30〜18:00
休館日:月曜日 ※祝日の場合は翌日
観覧料:無料
住所:〒840-0041佐賀県佐賀市城内1-15-23
TEL:0952-24-3947
URL:佐賀県立博物館・美術館

池田幸太郎《隅田川》 岩絵具・紙、188.0×293.2cm、館蔵
池田幸太郎《隅田川》 岩絵具・紙、188.0×293.2cm、館蔵

私たちは作品を鑑賞する時、1点の作品から、実に多様な観点で感じることができます。それは鑑賞者一人一人によっても異なり、同じ鑑賞者でも作者や制作背景を知ることで感じ方が変化することもあります。
本展覧会は、鑑賞の距離を「近く」「遠く」に変えることで生まれる印象の違いに注目します。
「近く」で見る時、例えば、気付きにくい小さなモチーフや、そこに隠れたストーリーを読み解く面白さがあります。また、つぶさに観察することで使われている画材、制作の過程がわかるような痕跡が見えることもあります。
一方、「遠く」から作品全体を見渡すことで描かれた世界観や、スケール観にも気づかされます。作品の魅力も、見方を変えることで、異なる面白さを見せてくれるでしょう。
今回の展覧会では、館蔵のコレクションを中心に、様々なジャンルの作品を御紹介します。極細のペンで壮大な世界を描き上げた池田学(いけだまなぶ)の《誕生》をはじめ、大花瓶に細工を凝らした藤井喜代作((ふじいきよさく)の《色絵六歌仙白龍文大花瓶》など、作品を「よって」「はなれて」みる、2つの視点から自由に発想する楽しさを見つけていただければ幸いです。

藤井喜代作《色絵六歌仙白龍文大花瓶》 磁器・色絵、径80.0×高さ130.0cm、1894年、館蔵 
藤井喜代作《色絵六歌仙白龍文大花瓶》 磁器・色絵、径80.0×高さ130.0cm、1894年、館蔵 
江口良《接吻》油彩・キャンバス、193.9×130.0cm、1967年、館蔵
江口良《接吻》油彩・キャンバス、193.9×130.0cm、1967年、館蔵
池田学《誕生》紙にペン・アクリルインク・透明水彩、300×400cm、2013~2016年、館蔵 cIKEDA Manabu, Courtesy Mizuma Art Gallery, Tokyo/Singapore
池田学《誕生》紙にペン・アクリルインク・透明水彩、300×400cm、2013~2016年、館蔵 cIKEDA Manabu, Courtesy Mizuma Art Gallery, Tokyo/Singapore

関連記事

コメントは利用できません。

ピックアップ記事

  1. 「第十四回 I氏賞受賞作家展」岡山県立美術館
  2. わが街ながのゆかりの作家展 中村明個展「混ポジション」長野市芸術館
  3. 「東京造形大学 写真研究所 ―ミクロな視点とマクロな視点―」BankART KAIKO
ページ上部へ戻る