加藤文彦 写真展「それでも、なお」京都写真美術館 ギャラリー・ジャパネスク

加藤文彦 写真展「それでも、なお」京都写真美術館 ギャラリー・ジャパネスク

名称:加藤文彦 写真展「それでも、なお」京都写真美術館 ギャラリー・ジャパネスク
会期:2022年05月17日(火) 〜 2022年05月29日(日)
会場:京都写真美術館 ギャラリー・ジャパネスク 2階展示室
時間:11:00~18:00
休館日:会期中無休
料金:無料
住所:〒605-0089 京都市東山区元町367-5
TEL:075-746-3985
URL:京都写真美術館 ギャラリー・ジャパネスク

主に石仏や寺院、ヨーロッパの中世建築や廃墟を被写体とした作品を手掛ける写真家・加藤文彦の個展です。
自分にとって⼀番⼤切なもの
それは失ってはじめてわかるもの
そしてそれは⼆度ととりもどせない、決して
希望とはそれでもなお残るもの
希望であることがわからないもの
遠くて⾼くて近くて低いもの
空には果てがない、
空に向かって叫ぶ
その叫びに形も⾊もないが
聞いた⽿と⼿
握られた鑿(のみ)は
⽯につたえた
⼈造の⽯コンクリートも聞いている
御影⽯も ⾼室⽯も ⽯英もレアーメタルも聞いてくれた
⽿になりたい、⽬を閉じて
今回の写真展は、心眼ならぬ、心の耳に訴えたい希望の音色を込めて皆様にお届けします。
コロナ渦中の閉塞感はもちろんのこと、私たちひとり一人のやるせないおもい、悲痛の思いが深ければ深いほど、その底から跳ね返ってくるのではないか、かすかに希望と呼べる何かが―
そういう思いを込めて、モノクロ作品約15点、カラー作品約15点を展示いたします。(加藤)
加藤文彦
1947年兵庫県神戸市生まれ。大阪府豊能町在住。英国王立写真協会会員。京都女子大学名誉教授。博士(文学)。2012年京都女子大学文学部にて英米文学、文芸作映画とイギリス19世紀絵画の研究・教育に従事。他方、ヨーロッパ各地の中世建築と廃墟を撮影してきた。近年は仏教寺院、特に無名の石仏の撮影に注力している。
主な展覧会
2014 個展「石の叫び―北方ロマネスク/ゴシック写真展」茶屋町画廊(大阪)
   個展「石の歓び―残り映え」ギャラリー古都(京都)
2015 個展「石のデザイン―形と色の交響」アイエムフォトギャラリー シリウス(東京)
2016 個展「石の歓びⅡ―ロマネスクもゴシックも」HCLフォトギャラリー名古屋(愛知)
   個展「石の歓び―千年の時をこえて」フォトギャラリーアルティザン・ジャパネスク(京都)
   公募展入選 芦屋写真展 Road to Paris:第14回日本写真作家協会公募展
2017 個展「Gifts of May(さつき)」京都写真美術館 ギャラリー・ジャパネスク
   個展「Stand by Me」ギャリエヤマシタ2号館(京都)
著書
フォトブック『⽯のデザイン』(2015年;改訂新版2021年1⽉)、フォトブック『Gifts of May』(2017年5⽉)、『相互テクスト性の諸相』(国書刊⾏会、2000年)、『⽂学史とテクスト』(ナカニシヤ出版、1996;2002年)他

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 「第十四回 I氏賞受賞作家展」岡山県立美術館
  2. わが街ながのゆかりの作家展 中村明個展「混ポジション」長野市芸術館
  3. 「東京造形大学 写真研究所 ―ミクロな視点とマクロな視点―」BankART KAIKO
ページ上部へ戻る