「生誕150年記念 板谷波山の陶芸」石川県立美術館

「生誕150年記念 板谷波山の陶芸」石川県立美術館

名称:「生誕150年記念 板谷波山の陶芸」石川県立美術館
会期:2022.06.25〜2022.07.24
会場:石川県立美術館
観覧料金:当日一般1000円
休館日:会期中無休
主催:石川県立美術館
特別協力:北國新聞社
後援:NHK金沢放送局、MRO北陸放送、石川テレビ放送、テレビ金沢、HAB北陸朝日放送
協力:筑西市、公益財団法人波山先生記念会、廣澤美術館
企画協力:株式会社キュレイターズ
住所:〒920-0963石川県金沢市出羽町2-1
TEL:076-231-7580
URL:石川県立美術館

「生誕150年記念 板谷波山の陶芸」石川県立美術館
「生誕150年記念 板谷波山の陶芸」石川県立美術館

内側から光り輝くような、柔らかい色調による異国風の意匠。一分の隙もない整った姿。陶芸家・板谷波山が生み出した「葆光彩磁」の作品群は、今もなお私たちを魅了している。理想の作品づくりのためには⼀切の妥協を許さないという強い信念により、端正で格調⾼い作品を数多く手がけた波山は、近代日本陶芸の発展に大きく寄与し、昭和28年(1953)には、工芸家として初の文化勲章を受章した。
明治5年(1872)茨城県下館(現・筑西市)に生まれ育った板谷波山(本名:嘉七)は、東京美術学校(現・東京藝術大学)で彫刻を学んだ。石川県工業学校(現・石川県立工業高等学校)に彫刻科の教員として赴任した後、窯業科創設に際し同科で教鞭をとり、本格的に陶芸を始める。また波山芸術の礎である、器の成型を担当した現田市松は、石川県小松市の出身であることから、石川県は波山と縁の深い土地といえるだろう。
生誕150年を迎える節目の年に開催される本展は、より多くの人々に、波山の類まれなる芸術世界を紹介するものである。

《彩磁瑞花祥鳳文花瓶》1916年 MOA美術館蔵
《彩磁瑞花祥鳳文花瓶》1916年 MOA美術館蔵
《青磁蓮華文水差》大正前期 板谷波山記念館蔵
《青磁蓮華文水差》大正前期 板谷波山記念館蔵
《彩磁蕗葉文大花瓶》1911年頃 廣澤美術館蔵
《彩磁蕗葉文大花瓶》1911年頃 廣澤美術館蔵
《葆光彩磁牡丹文様花瓶》1922年 東京国立近代美術館蔵
《葆光彩磁牡丹文様花瓶》1922年 東京国立近代美術館蔵
《彩磁沢瀉花瓶》1901年頃 東京藝術大学蔵
《彩磁沢瀉花瓶》1901年頃 東京藝術大学蔵
《葆光彩磁草花文花瓶》1917年頃 石川県立美術館蔵
《葆光彩磁草花文花瓶》1917年頃 石川県立美術館蔵
《少年・少女像》1898-1903年頃 石川県立工業高等学校蔵
《少年・少女像》1898-1903年頃 石川県立工業高等学校蔵
重要文化財《葆光彩磁珍果文花瓶》1917年 泉屋博古館東京蔵
重要文化財《葆光彩磁珍果文花瓶》1917年 泉屋博古館東京蔵
板谷波山
板谷波山

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