「長坂真護展 Still A “BLACK” STAR supported by なんぼや」上野の森美術館

「長坂真護展 Still A “BLACK” STAR supported by なんぼや」上野の森美術館

名称:「長坂真護展 Still A “BLACK” STAR supported by なんぼや」上野の森美術館
会期:2022年9月10日(土)〜2022年11月6日(日)
会場:上野の森美術館
時間:10:00〜17:00 (最終入場時間 16:30)
住所:〒110-0007東京都台東区上野公園1-2
TEL:03-3833-4191
URL:上野の森美術館

長坂真護(ながさか・まご)は 1984年生まれ、福井県出身。幼少期から絵を描くことが好きだった長坂は、2009年、自ら経営する会社が倒産したことを契機に、新宿の路上で絵を描き始めます。
その後、NYやパリなど世界16カ国を回りながら、独学で水墨画や西洋美術と現代美術を組み合わせた作品を発表します。2017年6月、偶然目にした報道写真をきっかけに単身、”世界最大級の電子機器の墓場”と呼ばれるガーナのスラム街・アグボグブロシー地区を訪問します。
このスラム街で長坂は、有毒ガスを吸いながら日本を含む先進国が投棄した電子廃棄物を燃やし、生計を立てる若者の姿に衝撃を受けます。そこで「我々の豊かな生活は、このスラム街の人々の犠牲のもとに成り立っている」という不条理な現状を先進国に伝えることを決意。
電子廃棄物を用いたアート作品を制作し、その売上の一部で、現地へガスマスクの提供や子供たちが無料で通える学校、また新たな経済・社会を創出するため、スラム街初の文化施設を設立しました。「サスティナブル・キャピタリズム」(持続可能な資本主義)を目指す長坂の活動や、廃材を用いた独創的な作品は国内外で評判となり、各地で個展が開催され、近年注目を集めるアーティストです。
本展は、自身初となる美術館での個展開催となり、電子機器廃棄物を使用した作品のほか、世界平和への願いを込めたさまざまな作品を展覧します。また展示した作品のオンライン販売を行い、売上の一部をガーナの支援へつなげる試みを実施します。
◆ 長坂真護
1984年生まれ。アパレル会社を起業するが1年で倒産。多額の負債をかかえ、2009年新宿の路上で絵を描き始める。その後、絵を描きながらギャラリーなどへ売り込みを続け、2015年、中国・上海のギャラリーで初の個展を開催。2017年6月、ガーナのスラム街・アグボグブロシーを訪れ、日本を含む先進国が捨てた電子機器を燃やすことで生計を立てる人々と出会う。作品の売上から生まれた資金で、これまでに1,000個以上のガスマスクをガーナに届け、2018年にはスラム街初の学校『MAGO ART AND STUDY』を設立。2019年8月アグボグブロシー5回目の訪問時に53日間滞在し、彼らの新しい希望と生活のために、スラム街初の文化施設『MAGO E-Waste Museum』を設立。この軌跡をエミー賞授賞監督カーン・コンウィザーが追い、ドキュメンタリー映画“Still A Black Star”を製作。アメリカのドキュメンタリー映画アワードImpact Docs Awardで優秀賞4部門受賞。公開へ向けて準備中。2021年4月、伊勢丹新宿店、7月には大丸東京全館での展覧会を成功させ、9月には「MAGO GALLERY」を香港にオープン。今後パリ、ニューヨーク、ロサンゼルスへの展開も決定している。

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