テーマ展「長井數秋氏と愛媛の考古学」愛媛県歴史文化博物館

テーマ展「長井數秋氏と愛媛の考古学」愛媛県歴史文化博物館

名称:テーマ展「長井數秋氏と愛媛の考古学」愛媛県歴史文化博物館
会期:2022年7月2日(土)~11月27日(日)
会場:愛媛県歴史文化博物館 考古展示室
開館時間:午前9時~17時30分(展示室への入室は17時まで)
住所:〒797-8511愛媛県西予市宇和町卯之町4-11-2
TEL:0894-62-6222
URL:愛媛県歴史文化博物館

弥生土器甕 [松山市西野Ⅲ遺跡]
弥生土器甕 [松山市西野Ⅲ遺跡]

 長井數秋氏(伊予郡砥部町在住)は、1935(昭和10)年に周桑郡壬生川町高田(現:西条市高田)で生まれ、1954(昭和34)年から愛媛県の県立高等学校の社会科教員として教鞭をとるかたわら、生徒を引率し一緒に遺跡の調査を行い、『西農史学』(西条農業高等学校発行)や『百錬』(松山工業高等学校発行)において、成果を発表してきました。
 また、1973(昭和48)年、愛媛県教育委員会に文化課(現:文化財保護課)が新設されると、その中の文化財係に初めての教育専門員として在籍されました。県内の自治体に埋蔵文化財専門職員がほとんどいなかった当時、そこの職員を指導しつつ遺跡発見を目的とした埋蔵文化財の踏査、試掘などを行ったほか、1976(昭和51)年の愛媛県立歴史民俗資料館(2005(平成17)年閉館)の開設、1977(昭和52)年の財団法人愛媛県埋蔵文化財調査センター(現:公益財団法人愛媛県埋蔵文化財センター)の設立に尽力するなど、本県考古学及び埋蔵文化財行政の発展に多大な貢献をされております。
 本展は、氏が当館に寄贈された発掘調査等で撮影した写真をパネルにして紹介するとともに、調査した主な遺跡のうち、えひめ南予きずな博連携イベントとして覚王寺遺跡(八幡浜市)、穴神洞遺跡(西予市城川町)、野坂貝塚(伊方町)の南予地域の出土遺物も合わせて展示し、愛媛の考古学に貢献してきた氏の足跡を紹介します。

微隆起縄文土器出土状況 [西予市城川町穴神洞遺跡]
微隆起縄文土器出土状況 [西予市城川町穴神洞遺跡]
鉄製鍬先 [松山市釈迦面山遺跡]
鉄製鍬先 [松山市釈迦面山遺跡]
奈良二彩 [西条市真導廃寺]
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