名称:「あや絵作家 川崎是空 ~平和のへの祈り~」坂東郷土館ミューズ
会期:2022年6月4日〜2022年8月31日
会場:坂東市立資料館(坂東郷土館ミューズ)
入場料:無料
開館時間:平日 午前10時~午後6時30分/土日祝 午前10時~午後5時
休館日:月曜日(祝日の場合はその翌日) 、祝日の翌日(※7/19、8/12は休館)
住所:〒306-0502茨城県坂東市山2726
TEL:0280-88-8700
URL:坂東郷土館ミューズ
着物染色作家の川崎是空(本名 一與四)は、今から100年前の大正11年(1922)、石川県に生まれました。京都西陣織図案見習いを経て昭和23年(1948)に上京、染色作家として活動し、昭和49年、現在の常総市坂手町に設立された水海道染色村へと移住しました。川崎が染色の技術を発展させ考案した「あや絵」は、佐賀錦の白生地を図に従って染色し、それを裁断してパネルに貼り合わせて制作した絵画で、照明や見る角度によって様々な雰囲気と独特の立体感を醸し出します。平成26年(2014)、92歳で没するまで創作活動を続けた川崎は、諸仏や浄土世界、各地の風景を「あや絵」で表現し、平和への祈りや平穏な世界への願いを作品に込めました。「あや絵」が生み出す煌びやかな世界と作品に込められた想いを、ぜひご観覧ください。
川崎是空 (かわさき ぜくう 1922-2014)
着物染色作家の川崎是空(本名 一與四)は、大正11年、石川県に生まれた。京都西陣織図案見習いを経て昭和23年に上京し、着物染色の道を選んだ。東京在住の染色家たちによって現在の常総市坂手町に水海道染色村の設立が計画されると、昭和49年の先発隊12世帯の一人として移住し、以後この地で染色作家として創作活動を続けた。自身が考案した「あや絵」は、佐賀錦の白生地を図に従って染色し、それを裁断してパネルに貼り合わせて制作した絵画で、照明や見る角度によって様々な雰囲気を醸し出し、独特の立体感を表現する。染色の技術を発展させ、約30年にわたって自らが創作した「あや絵」の美を追求し続けた川崎は、平成26年7月、92歳の天寿を全うした。
~あや絵とは~
あや絵とは、佐賀錦裂で創り出された川崎是空氏の独創になる絵です。別織りした佐賀錦の白生地に、図に従って染色し、それを裁断しパネルに貼り合わせた絵です。その際布の角度を考慮して貼り込むことにより、平面な布が立体感を表します。また、照明、見る角度によって様々な雰囲気を表します。
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