「鴨居玲展 人間とは何か?」中村屋サロン美術館

《風船》東京初出品 油彩、カンヴァス 40.9×60.6cm 笠間日動美術館蔵

名称:「鴨居玲展 人間とは何か?」中村屋サロン美術館
会期:2022年9月14日(水)〜2022年12月4日(日)
会場:中村屋サロン美術館
時間:10:30〜18:00 (最終入場時間 17:40)
休館日:火曜日 
観覧料:500円
   ※高校生以下無料(高校生は学生証を要提示)
   ※障害者手帳提示の方、および同伴者1名は無料
   ※リピート割引有り(会期中に当企画展の半券提示で200円割引)
住所:〒160-0022東京都新宿区新宿3-26-13 新宿中村屋ビル3F
TEL:03-5362-7508
URL:中村屋サロン美術館

《自画像(絶筆)》1985年 油彩、カンヴァス 53.0×45.5cm 笠間日動美術館蔵
《自画像(絶筆)》1985年 油彩、カンヴァス 53.0×45.5cm 笠間日動美術館蔵

鴨居玲(1928-1985)は自己の内面を鋭く抉り出し、内の燃えさかる光をカンヴァスに描く画家として人気を博しています。
金沢美術工芸専門学校(現 金沢美術工芸大学)で宮本三郎に師事した後、二紀展などに出品して制作活動を続け、パリそしてスペインへ新天地を求め旅立ちます。特にスペイン、ラ・マンチャ地方のバルデペーニャスでは、村の人々との交流を通じて多くの傑作が生みだされ、それら老人たちに己を重ねて後の作品にも大きな影響を与えました。そして「教会」に神の存在を問いかけその不条理を形象化しました。混沌を極める現在、鴨居の絵は私たちに自己を見つめる大切さを問いかけています。本展では、「自画像」を中心に「老人たち」「教会」「婦人像」など、鴨居が心を込めて描いた油彩画、デッサン約40点を展観します。人間ひとりひとりの内面にある孤独、不安、または運命といった陰の世界、また愛に対しても正面から対峙し、‘人間とは何か?’を問い続けて57歳でこの世を去った鴨居芸術の軌跡をたどります。

《顔と時計》東京初出品 油彩、カンヴァス 45.5×37.9cm 笠間日動美術館蔵
《顔と時計》東京初出品 油彩、カンヴァス 45.5×37.9cm 笠間日動美術館蔵
《1983年2月3日 私》1983年 油彩、カンヴァス 52.8×45.5cm 笠間日動美術館蔵
《1983年2月3日 私》1983年 油彩、カンヴァス 52.8×45.5cm 笠間日動美術館蔵
《私の話を聞いてくれ》1973年 油彩、カンヴァス 193.9×130.3cm 笠間日動美術館蔵
《私の話を聞いてくれ》1973年 油彩、カンヴァス 193.9×130.3cm 笠間日動美術館蔵
《酔候え》1976年 油彩、カンヴァス 64.4×50.5cm 笠間日動美術館蔵
《酔候え》1976年 油彩、カンヴァス 64.4×50.5cm 笠間日動美術館蔵

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