名称:「湯浅 克俊 展 光を彫る YUASA Katsutoshi」ギャラリー恵風
会期:2022年8月30日(火)~ 9月4日(日)
会場:ギャラリー恵風 2階
時間:12:00~19:00(最終日は18:00まで)
料金:無料
住所:〒606-8392 京都市左京区聖護院山王町21-3(東大路丸太町東入ル南側)
TEL: 075-771-1011
URL:ギャラリー恵風
湯浅克俊さんの木版画による個展です。湯浅さんはイギリスで研鑽を積み、その後世界各地を旅して展覧会、滞在制作、ワークショップ等を行ってこられました。精緻でリアルな作品は、一見すると写真のような表情ですが、細い線を一本一本彫り、長い時間をかけた手仕事による木版画です。光を見事にとらえた作品をぜひご高覧ください。
私は大学在学中に木版画を初めて以来、約20年に渡り木版画技法を用いて「イメージメディアとしての版画」をテーマに制作してきました。彫ることは私にとって考えることと同義で、頭の中にある経験や記憶の風景を、身体を通してベニヤ板に刻んでいきます。作品に写真を用いる理由は、かつて写真が「光の絵」と呼ばれていたことに基づき、私が作り出したいのはまさに光の絵なのだと理解したからです。自分自身がカメラとなり、プリンターとなって、光を彫り、イメージを紙に定着させる試みです。心が苦しくなる痛ましい事件や報道ばかりの世界ですが、不穏な空気人がされないための「杭」のようなものに作品がなれば良いと願っています。(湯浅)
湯浅克俊
1978年東京都生まれ。2002年武蔵野美術大学油絵学科卒業。2005年Royal College of Art(イギリス)修士課程版画科修了。
主な展覧会
2009 個展「モノクロームの深度」INAXギャラリー(東京)
2012 個展「Miraculous」ISE Cultural Foundation(アメリカ・ニューヨーク)
2014 「魅惑のニッポン木版画」横浜美術館(神奈川)
2016 「Carving the Floating World」MICHEKO GALERIE(ドイツ・ミュンヘン)
2018 「モネ それからの100年」名古屋市美術館(愛知)、横浜美術館(神奈川)
2020 個展「旅する木版画」gallery noivoi(愛知)
2021 個展「VR」Gallery YUKI-SIS(東京)
2022 個展「SEEING THROUGH THE LIGHT」Museum Franz Gertsch(スイス・ブルクドルフ)
パブリックコレクション
Museum der builden Künste Leipzig(ドイツ)、Minneapollis Institute of Art(アメリカ)、New York Public Library(アメリカ)、Victoria&Albert Museum(イギリス)など
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