名称:秋季特別展「江戸狩野派と馬」馬の博物館
会期:2022年10月1日(土)~12月4日(日)
前期:10月1日(土)~10月30日(日)
後期:11月2日(水)~12月4日(日)
※前期・後期で一部作品を展示替えいたします
会場:馬の博物館 第2・3展示室
開館時間:10:00~16:30(入館は16:00まで)
入館料:大人200円、小・中・高校生30円
※毎週土曜日は小・中・高校生無料
※障がい者手帳をお持ちの方は無料(介護者は原則1名半額)
休館日:月曜日(10月10日は開館)、
10月11日(火)、11月1日(火)
住所:〒231-0853神奈川県横浜市中区根岸台1-3 根岸競馬記念公苑
TEL:045-662-7581
URL:馬の博物館
※掲載資料は全て馬の博物館蔵
馬の博物館では、これまで馬の文化に関わる博物資料を収集してきました。そのなかには、江戸狩野派の絵師たちによる馬の絵が多く含まれています。本展では、これまで収集してきた作品に借用作品や新収蔵作品を加えて、馬が描かれた26件の江戸狩野派作品を展示替えを行いながら展示します。
狩野派は室町幕府に御用絵師として仕えた狩野正信を祖とする画派です。江戸幕府が開かれた後、狩野探幽やその弟の尚信、安信等を中心とする狩野派絵師が江戸に拠点を移します。このときに江戸を拠点とした狩野派絵師を中心とした集団を江戸狩野派と呼びます。江戸狩野派は、江戸城の障壁画や外交儀礼の際に贈答品となる屏風の制作等の国家事業を担いました。さらに、諸国各藩の大名に仕えた藩絵師の多くも江戸狩野派に学んだ絵師たちでした。江戸狩野派は、武家政権と強く関係した画派と言えます。
また、武家諸法度に「文武弓馬の道」と記されるように、武士にとって馬は欠かせない存在でした。馬も武士の権威と強く結びついた動物だったと言えます。そのため、狩猟図や合戦図といった武士の理想像や教訓、権威を示す絵の中には馬が重要な役割を果たす画題が多くあります。加えて、狩野派は多様な画題を手がけた画派であり、人と馬の関わりから生まれた文芸作品を題材にした絵も制作しています。
本展を通して、日本最大の画派とも言える狩野派が描いた馬の絵を楽しんでいただければ幸いです。
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