企画展「絵画のたのしみ 奈良県立美術館所蔵名品展《冬》」奈良県立美術館

小野具定「ある風景」制作年不詳 80.5 x 116.8 cm 紙本彩色 奈良県立美術館蔵(大橋コレクション)

名称:企画展「絵画のたのしみ 奈良県立美術館所蔵名品展《冬》」奈良県立美術館
会期:2022年11月26日(土)〜2022年12月25日(日)
会場:奈良県立美術館
時間:9:00〜17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日:月曜日 
観覧料:一般 400円(300円)
   大学生・高校生 250円(200円)
   中学生・小学生 150円(100円)
   ※( )内は20名以上の団体料金
   ※次の方は無料で観覧できます
   ・65歳以上の方、身体障がい者手帳・療育手帳・精神障がい者保健福祉手帳(アプリを含む)をお持ちの方と介助の方1名
   ・教職員に引率された奈良県内の小中高校及びこれに準ずる学校の児童・生徒
   ・毎週土曜日は県内外問わず、小中高生及びこれに準ずる学校の児童・生徒
   ・外国人観光客(長期滞在者・留学生を含む)と付添の観光ボランティアガイドの方
住所:〒630-8213奈良県奈良市登大路町10-6
TEL:0742-23-3968
URL:奈良県立美術館

白髪一雄「作品」1961年 61.1 x 91.2 cm 油彩・カンヴァス 奈良県立美術館蔵(大橋コレクション)
白髪一雄「作品」1961年 61.1 x 91.2 cm 油彩・カンヴァス 奈良県立美術館蔵(大橋コレクション)

奈良県立美術館はこれまで吉川コレクション・由良コレクションといった特色ある個人コレクションの多数の寄贈を受けてきました。今回は、1950~70年代の前衛絵画を収集した大橋コレクションを中心に展覧します。
《好きなもの》を集めてコレクションする対象は美術に限らずいろいろありますが、見る人によっては「これはちょっとわからない」という抽象絵画・前衛美術を好んで集めるコレクターもいます。関西の実業家で化学者であった大橋嘉一(1896-1978)はまさにそんな一人です。本展では、一人のコレクターによる《絵画を見るたのしみ》と《絵画を集めるたのしみ》を感じながら、第二次世界大戦を経て大きく変容していく1950~60年代美術の一端に触れるものです。
大橋氏は創業者・経営者(大橋化学工業株式会社)として活躍するかたわら、1950年代後半から1970年代初めにかけて日本の現代美術を積極的に収集しました。一方、1953年に東京藝術大学へ寄附をして「大橋賞」を設置し、画家を目指す学生の支援も行うなど、コレクターとしてもパトロンとしても日本の美術を支えました。日本を代表する美術批評家の一人、針生一郎も著書の中で「見識と信念をもったコレクター」として大橋嘉一を紹介しています。約2,000点のコレクションは、遺族の好意により奈良県立美術館、大阪の国立国際美術館、そして氏の母校である京都工芸繊維大学に分割して寄贈され、奈良県立美術館では500点余りを収蔵しています。今回はその中から選んだ約100点に、それ以外の所蔵品も少し加えて展示します。

白髪一雄「作品」1961年 72 x 60 cm 油彩・カンヴァス 奈良県立美術館蔵(大橋コレクション)
白髪一雄「作品」1961年 72 x 60 cm 油彩・カンヴァス 奈良県立美術館蔵(大橋コレクション)
白髪一雄「諸仏舌相」1974年 73 x 60.6 cm アルキド樹脂塗料・紙 奈良県立美術館蔵(大橋コレクション)
白髪一雄「諸仏舌相」1974年 73 x 60.6 cm アルキド樹脂塗料・紙 奈良県立美術館蔵(大橋コレクション)
田中敦子「90E」1985年 218 x 291 cm アクリル絵具・カンヴァス 奈良県立美術館蔵 ©Kanayama and Tanaka Atsuko Art Association
田中敦子「90E」1985年 218 x 291 cm アクリル絵具・カンヴァス 奈良県立美術館蔵 ©Kanayama and Tanaka Atsuko Art Association
桂ゆき「亀」1955年 61.2 x 50.2 cm 油彩・カンヴァス 奈良県立美術館蔵(大橋コレクション)
桂ゆき「亀」1955年 61.2 x 50.2 cm 油彩・カンヴァス 奈良県立美術館蔵(大橋コレクション)
小野具定「ある風景」制作年不詳 80.5 x 116.8 cm 紙本彩色 奈良県立美術館蔵(大橋コレクション)
小野具定「ある風景」制作年不詳 80.5 x 116.8 cm 紙本彩色 奈良県立美術館蔵(大橋コレクション)

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