「憧憬の地 ブルターニュ ─モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷」国立西洋美術館
名称:「憧憬の地 ブルターニュ ─モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷」国立西洋美術館
会期:2023年3月18日(土)〜2023年6月11日(日)
会場:国立西洋美術館
時間:9:30〜17:30 (毎週金・土曜日は20:00まで)
※入館は閉館の30分前まで
※5月1日(月)、2日(火)、3日(水・祝)、4日 (木・祝)は20:00まで開館
休館日:月曜日
※3月27日(月)、5月1日(月)を除く
観覧料:一般 2,100円
大学生 1,500円
高校生 1,100円
中学生以下無料
※本展は新型コロナウイルス感染防止対策のため、日時指定制となります。事前に日時指定予約の上、来場ください
※会期期間中は国立西洋美術館券売窓口にて当日券をご購入いただけます
ご案内可能な直近の時間枠を販売いたします。ただし、来場時に予定枚数が終了している場合がございます
※無料入場対象の方は日時指定予約は不要です。直接会場へお越しください。ただし、会場内の混雑等によりご入場をお待ちいただく場合がございます
※中学生以下、心身に障害のある方及び付添者1 名は無料(入館の際に学生証または年齢の確認できるもの、障害者手帳を要提示)
主催:国立西洋美術館、TBS
協賛:大和ハウス工業、DNP大日本印刷
協力:西洋美術振興財団
住所:〒110-0007 東京都台東区上野公園7番7号
TEL:050-5541-8600
URL:国立西洋美術館
19世紀後半から20世紀にかけて、各国の画家たちはフランス北西端のブルターニュ地方を訪れ、この地を題材に数多くの作品を手がけた。企画展「憧憬の地 ブルターニュ ─モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷」では、画家たちが描いたブルターニュを一堂に集めて紹介する。
ブルターニュ地方は、雄大な自然、先史時代の巨石遺構、宗教的モニュメント、あるいはケルト系言語を話す人びとの素朴な生活様式などに見るように、古来より特異な文化圏を形成していた。フランスの内なる異郷ともいえるブルターニュは、19世紀になると人びとの関心を集めるようになる。美術の領域においても新しい画題を求める画家たちを受け入れ、19世紀末には、ポール・ゴーガンが率いるポン゠タヴェン派やナビ派といった画家グループの誕生を促した。また、黒田清輝や藤田嗣治など、日本から渡仏した画家たちもブルターニュを訪れ、この地を作品に描いている。
本展では、国立西洋美術館の「松方コレクション」などから、フランスを中心とする画家によるブルターニュを題材とした作品約160点を一堂に集めて紹介。ゴーガンの作品を10点以上集めてその造形様式の変遷をたどるとともに、クロード・モネやポール・シニャック、アルフォンス・ミュシャのほか、黒田清輝や藤田嗣治、長谷川潔、山本鼎など、日本から渡仏した画家の作品も展示する。
ブルターニュ地方とは?
フランス北西部、大西洋に突き出た半島を核としたブルターニュ地方は、古来より特異な文化圏を形成していました。断崖の連なる海岸線に岩々が覆う荒野といった雄大な自然、先史時代の巨石遺構や独特な宗教的モニュメント、ケルト系言語を話す人々の素朴で信心深い生活様式 — このフランスの内なる「異郷」は、19世紀になると人々の注目を集めるようになります。美術の領域でも、新たな画題をもとめる画家たちがブルターニュを目指し、以来この地は流派や国籍を問わず多様な画家たちを受け入れ、19世紀末にはポール・ゴーガンが率いるポン=タヴェン派やナビ派といった、美術史上重要な画家グループの誕生を促しました。またこの時代、日本は明治・大正期。黒田清輝や藤田嗣治など日本から渡仏した画家たちもブルターニュを訪れ、この地を主題とした作品を残しています。
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