名称:「大・タイガー立石展 POP-ARTの魔術師」千葉市美術館
会期:2021年4月10日[土] – 7月4日[日]
休室日:5月6日[木]、5月24日[月]、6月7日[月]
観覧料:一般1,200円(960円) 大学生700円(560円) 小・中学生、高校生無料
※( )内は前売券、および市内在住65歳以上の料金
※障害者手帳をお持ちの方とその介護者1名は無料
※前売券はミュージアムショップ、ローソンチケット[Lコード:32295]、セブンイレブン[セブンコード:033-362]および、千葉都市モノレール「千葉みなと駅」「千葉駅」「都賀駅」「千城台駅」の窓口にて4月9日まで販売(4月10日以降は当日券販売)。
☆ナイトミュージアム割引:金・土曜日の18:00以降は観覧料半額
主催:千葉市美術館、読売新聞社、美術館連絡協議会
協賛:ライオン、DNP大日本印刷、損保ジャパン、日本テレビ放送網
協力:ANOMALY
住所:〒260-0013千葉県千葉市中央区中央3-10-8
TEL:043-221-2311
URL:千葉市美術館
絵画、陶彫、マンガ、絵本、イラストなどのジャンルを縦横無尽に横断しながら独創的な世界を展開した立石紘一、ことタイガー立石、こと立石大河亞(1941-98)。
1941年、九州・筑豊の伊田町(現・福岡県田川市)に生まれた立石は、大学進学のために上京。63年の「読売アンデパンダン」展でデビューし、翌年には中村宏(1932年生)と「観光芸術研究所」を結成。時代や社会を象徴する人物やイメージなどを多彩に引用して描かれたその作品は、和製ポップ・アートのさきがけとして注目を集めました。65年からは漫画も描きはじめ、「タイガー立石」のペンネームで雑誌や新聞にナンセンス漫画の連載をもつまでになります。60年代末から多くの子どもたちが口にした「ニャロメ」ということばは赤塚不二夫(1935-2008)と交流があった彼の造語でした。
マンガの制作が多忙になった1969年3月、ミラノに移住。のべ13年にわたるミラノ時代は、マンガからヒントを得たコマ割り絵画を精力的に制作する一方、デザイナーや建築家とのコラボレーションで数多くのイラストやデザイン、宣伝広告などを手がけています。
1982年に帰国し、85年から千葉・市原を拠点に活動します。90年以降は絵画や陶彫作品を「立石大河亞」、マンガや絵本を「タイガー立石」の名義で発表しました。 立石の作品はどの時期のものであっても、さまざまなできごとや観念が地層のようにつみ重なっています。このため、「見る」だけではなく「読む」ことによって、作者がつくり出した世界だけでなく、わたしたちの思考の回路も多次元にひろがるかのようです。
立石は1998年4月に56歳という若さでこの世を去りましたが、没後20年を過ぎ、生誕80年をむかえる今年、約200点の作品・資料によってその多彩な活動をふり返ります。
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