「冷水寺(長浜市高月町宇根)蔵 十一面観音坐像(脇仏)」東京長浜観音堂

「冷水寺(長浜市高月町宇根)蔵 十一面観音坐像(脇仏)」東京長浜観音堂

名称:「冷水寺(長浜市高月町宇根)蔵 十一面観音坐像(脇仏)」東京長浜観音堂
会期:2023年2月1日(水)〜2月28日(火)
開館時間:10:00~18:00
会場:東京長浜観音堂
料金:無料
休館日:月曜日
住所:〒103-0027 東京都中央区日本橋2-3-21  八重洲セントラルビル4階西
TEL:080-1620-2090
URL:東京長浜観音堂

「冷水寺(長浜市高月町宇根)蔵 十一面観音坐像(脇仏)」東京長浜観音堂
「冷水寺(長浜市高月町宇根)蔵 十一面観音坐像(脇仏)」東京長浜観音堂

滋賀県の東北部に位置する長浜市は「観音の里」として知られている。古くから地域の人々によって観音像が大切に守り継がれ、現在も100を超える観音像がこの地域に点在している。
本像は、江州伊香三十三所の第八番札所である冷水寺において本尊十一面観音坐像(鞘仏)の脇に安置されており、もとは出開帳仏であったと伝わる。
本面と頂上仏面、頭上面をあわせて十一面 とし、薄く開いた眼差しには玉眼を嵌入する。ヒノキ材による一木割矧造で内刳を施 し、両肩以下と脚部材を寄せる。右手の第一・ 三・四指を軽く曲げ、左手で水瓶を執る姿は、 焼損した旧本尊を納める鞘仏に通じるが、度重なる修理のせいか肘先の角度が異なる。また鞘仏と異なり天衣を着けない。十一面観音像の多い湖北地方にあって坐像はめずらしく、その意味からも貴重な作例といえる。

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