人々の暮らしの詰まった『旅の絵本』展 第4期 ふるさとの情景/日本の文化Ⅳ「きりえⅡ」津和野町立安野光雅美術館

人々の暮らしの詰まった『旅の絵本』展 第4期 ふるさとの情景/日本の文化Ⅳ「きりえⅡ」津和野町立安野光雅美術館

名称:人々の暮らしの詰まった『旅の絵本』展 第4期 ふるさとの情景/日本の文化Ⅳ「きりえⅡ」津和野町立安野光雅美術館
会期:2022年12月9日〜2023年3月8日
会場:安野光雅美術館
入場料:一般800円(650円)中高生400円(250円)小学生250円(120円)
   ※障がい者手帳又は療育手帳持参で本人とその介護者1名無料 
   ※()内は20名以上団体割引料金、引率者の数も含めます
   ※プラネタリウム観覧料は入館料に含まれます 。
   ※津和野町民は無料
開館時間:午前9時~午後5時(最終入館は午後4時45分まで)
休館日:毎週木曜日(祝日は除く。) 年末の12月29日から31日の3日間
住所:〒699-5605島根県鹿足郡津和野町後田イ60-1
TEL:0856-72-4155
URL:津和野町立安野光雅美術館

「耳成山」_『明日香村』より  2009年 
「耳成山」_『明日香村』より  2009年 

第1展示室では、 「旅の絵本」 シリーズ全10編 (福音館書店) の中から、 安野さんの故郷・ 津和野も描かれている 『旅の絵本VII 日本編』 を展示しています。
『旅の絵本』 シリーズの8作目となる日本編は2013年5月に出版されました。 本作は安野さんが少年だった昭和初期の津和野や日本を舞台とし、 飯ごう炊きでつく られるごはんや花嫁行列など、 当時の風景から、 豊年を祈る田植えの場面や盆踊りといっ た伝統文化なども描かれています。
当時の生活は現代と比べて電気や水道などはそれほど普及しておらず、 手間をかける ことや節約することが当たり前であった時代について、 多少の不便をともなうとしても、 自然を大切にして生きていくこと、そして「これからの日本を生きる子どもたちの未来 が幸せであるように」 という安野さんの思いが込められた作品です。
第2展示室では、 前期に続き 「きりえ」 にスポットを当てて展示します。 『がまの油』 は安野さんが尊敬してやまない作家、 森鷗外と、ハンス・クリスチャン・ アンデルセンの作風をとりいれた作品です。
津和野の先哲、 森鷗外が使用した文語体とアンデルセンの「マッチ売りの少女」を組み合わせてできたこの作品は、 安野さんの熱量や楽しみが詰め込まれています。 このほか、 歌人の俵万智さんが選んだ現代短歌の恋の歌に、 安野さんがその短歌から 心に受けた印象を表現した 『安野光雅のきりえ百首 =俵万智と読む恋の歌より=』を展 示しています。 安野さんの 「きりえ」 の世界をお楽しみください。

『旅の絵本Ⅷ/日本編』  2013年
『旅の絵本Ⅷ/日本編』  2013年
「津和野」_ 『木のぼりの詩』より  2008年 
「津和野」_ 『木のぼりの詩』より  2008年 
「聖母寺」_『空想工房の絵本』より  2014年
「聖母寺」_『空想工房の絵本』より  2014年
 『がまの油』  1974年
『がまの油』  1974年
 『安野光雅きりえ百首』  1997年
『安野光雅きりえ百首』  1997年
「あの町この町」_『歌の絵本 -日本の唱歌より-』  1977年
「あの町この町」_『歌の絵本 -日本の唱歌より-』  1977年

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 「第十四回 I氏賞受賞作家展」岡山県立美術館
  2. わが街ながのゆかりの作家展 中村明個展「混ポジション」長野市芸術館
  3. 「東京造形大学 写真研究所 ―ミクロな視点とマクロな視点―」BankART KAIKO
ページ上部へ戻る