あざみ野フォト・アニュアル2023「潮田登久子 写真展 永遠のレッスン 」横浜市民ギャラリーあざみ野
名称:あざみ野フォト・アニュアル2023「潮田登久子 写真展 永遠のレッスン 」横浜市民ギャラリーあざみ野
会期:2023年1月28日(土)〜2月26日(日)
開館時間:10:00~18:00
料金:無料
会場:横浜市民ギャラリーあざみ野
住所:〒225-0012神奈川県横浜市青葉区あざみ野南1-17-3
TEL:045-910-5656
URL:横浜市民ギャラリーあざみ野
現代の写真表現を紹介する「あざみ野フォト・アニュアル」企画展では、静物を中心に端正なモノクロ写真を撮影する写真家、潮田登久子(うしおだ・とくこ/1940年東京都生まれ)の個展を開催します。
潮田は、1960年に桑沢デザイン研究所に入学し、写真家の石元泰博(1921-2012)、大辻清司(1923-2001)の指導を受け、1975年にフリーランスの写真家として活動を始めます。1981年より、さまざまな家庭の冷蔵庫の外観と庫内を定点観察するように撮影を始め、『冷蔵庫/ICE BOX』(1996)を出版。1995年より、本と本の置かれている環境を主題とした「本の景色/BIBLIOTHECAシリーズ」の撮影に取り組み、『みすず書房旧社屋』(2016)、『先生のアトリエ』(2017)、『本の景色』(2017)の三部作として発表しました。それらの業績が認められ、2018年に、第37回土門拳賞、日本写真協会賞作家賞、第34回写真の町東川賞国内作家賞を受賞。2019年5月に桑沢特別賞を受賞しました。2022年2月には、約40年前の未発表作をまとめた写真集『マイハズバンド』を刊行し、同年11月に「Paris Photo–Aperture PhotoBook Awards」審査員特別賞を受賞。この写真集に収録されているのは、写真家である夫・島尾伸三と、当時幼かった娘(しまおまほ/作家)とともに生活した、世田谷区豪徳寺の歴史ある洋館で撮影された写真です。
本展では、およそ45年ぶりに公開される初期作品「街へ」(発表当時のシリーズタイトルは「微笑みの手錠」)をはじめ、代表作である「冷蔵庫/ICE BOX」、「本の景色/BIBLIOTHECAシリーズ」三部作、そして「マイハズバンド」などのシリーズから、約130点をご紹介します。活動を始めてから現在に至るまで、途切れることなく撮り続けた、潮田による写真をこの機会にぜひご堪能ください。
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