「河井寬次郎とその系譜 Ⅰ期」ZENBI -鍵善良房

「河井寬次郎とその系譜 Ⅰ期」ZENBI -鍵善良房

名称:「河井寬次郎とその系譜 Ⅰ期」ZENBI -鍵善良房
会期:2023年2月25日〜2023年5月21日
開館時間:10:00〜18:00(⼊館は17:30まで)
休館日:毎週⽉曜⽇(祝休⽇の場合は翌平⽇)
会場:ZENBI -鍵善良房-
入場料:⼀般1000円、⼤学・⾼校・中学⽣700円、⼩学⽣以下無料 ※障がい者手帳などお持ちの方は700円
住所:〒605-0074 京都府京都市東山区祇園町南側570-107
TEL:075-561-2875
URL:ZENBI -鍵善良房- KAGIZEN ART MUSEUM

河井寬次郎 三色打薬扁壺 1962年頃 Photo:OMOTE Nobutada
河井寬次郎 三色打薬扁壺 1962年頃 Photo:OMOTE Nobutada

この度ZENBIでは、鍵善良房の所蔵品の中から、河井寬次郎(1890-1966)とその流れをくむ陶芸家の作品を中心としたコレクション展を開催いたします。
 河井寬次郎は1920年、現在河井寬次郎記念館が建つ京都・五条坂に住居と陶房を構え、1924年に柳宗悦(1889-1961)と出会って以降、民藝運動の中心的人物として数々の名作を世に送り出しました。多くの文人墨客が集まる地として栄えた祇園町で長く商いを続けてきた鍵善良房にも、寬次郎や黒田辰秋(1904-1982)といった民藝運動に参加した芸術家たちの作品が数多く残されており、当時の親交がとても深いものであったとわかります。
 本展では寬次郎を中心として、Ⅰ期では寬次郎の養嗣子である博次(1919-1993)の、Ⅱ期では寬次郎の甥である武一(1908-1989)とその息子・透(1941-2021)の作品を展示いたします。
 かつて多くの陶工が軒を連ねた五条坂と、京の文化を育んだ祇園町。その距離の近さだけではない京都らしい人と人との親しいつながりを、作品を通して感じて頂ければ幸いです。

河井寬次郎 呉洲筒描陶板《おどろいてゐる自分におどろいてゐる自分》1950年頃 Photo:OMOTE Nobutada
河井寬次郎 呉洲筒描陶板《おどろいてゐる自分におどろいてゐる自分》1950年頃 Photo:OMOTE Nobutada
河井博次 白地筒描文湯碗 1962年頃 Photo:OMOTE Nobutada
河井博次 白地筒描文湯碗 1962年頃 Photo:OMOTE Nobutada
河井博次 呉洲流し掛扁壺 1964年頃 Photo:OMOTE Nobutada
河井博次 呉洲流し掛扁壺 1964年頃 Photo:OMOTE Nobutada

河井寬次郎
島根県安来の大工の家に生まれる。東京高等工業学校窯業科を経て京都 陶磁器試験所に入所。五条坂に住居と窯を持ち独立、結婚。作風は中国古陶磁を範とした初期、「用の美」の中期、「造形」の後期の三期に分けられる。
河井博次
京都西陣の繊維問屋に生まれる。東京商科大学(現・一橋大学)卒業後、河井寬次郎の一人娘・河井良(須也子)と結婚。寬次郎の養嗣子となり、陶業生活に入る。

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