CAMK コレクション展 Vol. 7「未来のための記憶庫」熊本市現代美術館

CAMK コレクション展 Vol. 7「未来のための記憶庫」熊本市現代美術館

名称:CAMK コレクション展 Vol. 7「未来のための記憶庫」熊本市現代美術館
会期:2023年4月29日(土・祝)〜2023年6月25日(日)
会場:熊本市現代美術館
時間:10:00〜20:00 (最終入場時間 19:30)
休館日:火曜日 
観覧料:一般 600円(500円)
   シニア(65歳以上) 500円(400円)
   学生(高校生以上) 400円(300円)
   中学生以下 無料
   ※各種障害者手帳(身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、被爆者健康手帳等)を提示の方と付き添いの方1名は無料
   ※( )内は前売20名以上の団体/電車・バス共通 1 日乗車券、市電緑のじゅうたんサポーター証、熊本県立美術館友の会証、JAF会員証を提示の方
   ※前売券は4月28日(金)まで販売
   ※チケット取扱:熊本市現代美術館、ローソンチケット、セブンチケット
住所:〒860-0845熊本県熊本市中央区上通町2-3
TEL:096-278-7500
URL:熊本市現代美術館

CAMK コレクション展 Vol. 7「未来のための記憶庫」熊本市現代美術館
CAMK コレクション展 Vol. 7「未来のための記憶庫」熊本市現代美術館
木下今朝義《収容所時代》1998 キャンバス、油彩 熊本市現代美術館蔵
木下今朝義《収容所時代》1998 キャンバス、油彩 熊本市現代美術館蔵

多くの方にとって、美術館とは「展覧会を観に行くところ」かもしれません。しかし美術館には展覧会の開催と並行して担い続けているさまざまな役割があり、その重要なひとつが「コレクション」をめぐる仕事です。
熊本市現代美術館の作品収集方針にはその収集対象の基準として、地元ゆかりの作家の作品、国際展などで発表された優れた作品、熊本市現代美術館の各展覧会で紹介した作家の作品、といった事項を掲げています。本展では、これらの収集方針と対応する構成で、地元の美術史をさまざまな側面から物語る作品群をはじめ、世界的作家が熊本での展示を機に制作したコミッション作品や、近年の時代状況を反映した若手作家の仕事まで、熊本市現代美術館コレクションのエッセンスをご紹介します。各種の展覧会は、会期を終えれば姿を消してしまいます。しかし、その出展作の一部が熊本市現代美術館コレクションに組み込まれることによって、その企画や作品の記憶は、展覧会の同時代にいあわせた人々だけでなく、10年後、20年後、さらに未来を生きる人たちにも共有され続けていくことになります。それらの企画や作品は、コレクションによって「熊本の一部となる」ともいえるでしょう。コレクションとは時代を超えて受け継がれる一種の記憶庫であり、地域のアイデンティティを形成する存在でもあるのです。
今回のコレクション展示をとおして、熊本市現代美術館の20年あまりの活動のなかで蓄積されてきた文化的記憶をたどるとともに、パブリックコレクションの意味を確かめ直すことができれば幸いです。

日比野克彦《AURO》《NITO》《TUTU》1995 ダンボール、アクリル、色鉛筆、ジェッソ 熊本市現代美術館蔵
日比野克彦《AURO》《NITO》《TUTU》1995 ダンボール、アクリル、色鉛筆、ジェッソ 熊本市現代美術館蔵
川内倫子《川が私を受け入れてくれた》シリーズより 2016 発色現像方式印画 熊本市現代美術館蔵
川内倫子《川が私を受け入れてくれた》シリーズより 2016 発色現像方式印画 熊本市現代美術館蔵
陸揚《器世界の騎士》2018 3チャンネル映像
熊本市現代美術館蔵
MPS-15sk"Multi": © IKEUCHI Hiroto
陸揚《器世界の騎士》2018 3チャンネル映像 熊本市現代美術館蔵 MPS-15sk”Multi”: © IKEUCHI Hiroto
浦川大志《熊本駅から風景(撃つ用意)》2019 パネルに綿布、ジェッソ、アクリル 熊本市現代美術館蔵
浦川大志《熊本駅から風景(撃つ用意)》2019 パネルに綿布、ジェッソ、アクリル 熊本市現代美術館蔵
マリーナ・アブラモヴィッチ《Count on Us (Star)》2003 映像インスタレーション 熊本市現代美術館蔵 © Marina Abramović Courtesy of the Marina Abramović Archives
マリーナ・アブラモヴィッチ《Count on Us (Star)》2003 映像インスタレーション 熊本市現代美術館蔵 © Marina Abramović Courtesy of the Marina Abramović Archives

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