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『中国陶磁展-英国デヴィッド・コレクション』1980 2008.01.14更新
主催:東京国立博物館(東京会場) |
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京都国立博物館(京者会場) |
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名古屋市博物館(名古屋会場) |
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日本経済新聞社 |
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後 援:外務省・文化庁・英国大使館 |
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中国陶磁は中国の生んだ類まれな美の精華として,世界の人々から高く評価され,愛好されてきました。そのさまざまな作品は,こんにち東西各地の博物館・美術館に多く公開展示されていますが,また個人のコレクションとして愛蔵されてきたものも少なくありません。
ここに展観される100点の中国陶磁は,英国のパーシヴァル・デヴィッド卿が多年にわたって収集された中国歴代の作品1400余点のコレクションの中から,特に選ばれたものであります。デヴィッド卿は中国美術のよき理解者であると同時に,すぐれた研究者として知られ,その深い造詣と鑑識眼によって選ばれたコレクションは, まれにみる質の高い,学術的価値の大きなものとなっています。とりわけコレクションの中心に,中国歴代の王朝の官廷趣味をよく物語る,格調高い官窯の作品群があり,それらはいわゆる清朝故宮伝世品以外では,ほとんどみることのむずかしいものであります。
1950年,デヴィッド・コレクションは一括してロンドン大学に寄贈され,その結果,財団が設立されました。ヨレクションを研究・教育に広く役立たせようという卿の意志にもとづくものであったことはいうまでもありません。
この傑出したヨレクションの代表的な作品が,長く中国美術に親しんできたわが国で公開されることは,きわめて意義深いものがあり,またこのうえなく喜ばしいことでぁります。貴重な作品の出品を快諾されたロンドン大学当局ならびに本展開催のために絶大な御尺力をいただいたデブィッド卿未亡人,デヴィッド財団の関係者各位に心から感謝申し上げる次第です。
1980年6月 東京国立博物館
京都国立博物館
名古屋市博物館
日本経済新聞社
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