東京工業大学亀井宏行研究室でARCADIAを公開しています。
現段階、千葉県の古墳時代中期関連の考古資料を中心にデータを収録している
そうです。
まだ文献しか表示されません。 遺構・遺物は0です。
文字データが主体で、遺跡の位置がgoogleの地図と連動しています。
細かい文字がびっしりと並ぶ様子は、一種壮観な眺めです。
システム」です。今、この瞬間にも、増え続けている考古学情報は、研究者一人の能力で処理できる量を超えてしまいました。このような状況のもと、研究者が効率よく考古学情報を扱えるよう支援するシステムが、このARCADIAです。
名称の由来 ARCADIAとは、Arcaheological Resource Collection for ADvanced Information Analysis の略称であり、このシステムが考古学研究をおこなう人々にとっての「理想郷」の一つとなることを夢見て名付けたものです。
ARCADIAの経緯 ARCADIAは、21世紀COEプログラム「大規模知識資源の体系化と活用基盤構築」の中の一研究として始まりました。このCOEプログラムは、人文社会系・理工系を融合した多様な学際的研究領域において、新しい学問の開拓と、知識資源研究者の育成を目指しています。このようなプロジェクトのもと、亀井研究室では2003年より、考古学という学問領域に存在する知識資源の体系化とその活用基盤構築に取り組みました。
考古学情報は、関連する学問分野が多岐に渡り、その情報種および保存形態は多種多様です。ARCADIAは、これら情報群を包括的に取り扱えるシステムとして成長しています。
基盤システム ARCADIAの根幹となる機能は、データベース機能です。あらゆる考古学情報を簡便かつ柔軟に扱えるように設計をおこないました。
このデータベース機能は、本COEプログラムの研究基盤システムであるKnowledge Storeを使用しています。
Knowledge Storeは、データの蓄積と検索機能を提供しており、ネットワーク環境での利用を想定したWebサービスをも提供しています。ARCADIAでは、Knowledge Storeのデータ蓄積および検索機能と連携し、考古学情報の利用を想定したサービスを外部システムとして運用しています。
スタッフ 亀井宏行, Pasompohone Hemtavy, 阿児雄之, 四谷優介, 西大輔, 相澤洋太, 小林大地, 榛葉健太, 真鍋和寛, 片岡伸彰, 渡辺太一, 橋本泰一, 川口牧子(東京工業大学)
加藤修司, 白井久美子, 神野信, 渡邊高弘(千葉県教育振興財団)
原京子
逆井洋美
佐藤智子
お問い合わせ先 東京工業大学 情報理工学研究科 計算工学専攻 亀井研究室 ARCADIAグループ
http://arcadia.archaeo.cs.titech.ac.jp/
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