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赤壁古戦場 2007.02.28更新

赤壁古戦場

【和:せきへいこせんじょう
【中:chi bi gu zhan chang
秦・漢・三国>赤壁古戦場

 赤壁は湖北省の南部に位置する1700年の歴史を誇る都市である。赤壁古戦場は赤壁市の北西約38kmのところを流れる長江の中流にある。西暦208年に起こった赤壁の戦いは、数に劣る呉・蜀の連合軍が魏の大群を破った戦いで、中国の古典小説『三国志演義』の最高の山場である。『三国志演義』には、この有名な戦のためにまるまる1章が設けられている。呉・蜀の連合軍は魏の軍船を焼き払い、長江を渡ってついに曹操を打ち負かした。赤壁の戦いの後、三国の間は相対的に安定し、三国鼎立が実現した。この状態は70年以上保たれ、その勢力は西晋(西暦256〜316)が280年に天下を統一するまで続いた。赤壁とは、本来なら赤色の岸壁のことを言うが、ここでは、連合軍が敵の軍船を焼き払ったときに燃えた炎が長江の岸壁まで赤く染めたことを表現する言葉である。
言い伝えでは、赤壁岸壁に書かれた大きな「赤壁」の2文字は、当時の呉の都督・周瑜を記念するために刻んだものであるという。岸壁の上には東屋「翼江亭」と周瑜の巨大な石像がある。高さ9mのこの彫像は、湖北省最大な石像である。「『赤壁の戦い』は外国の人気映画よりはるかに面白く、教訓もあります。われわれの祖先の知恵を示す物語です!」と、ガイドは熱心に赤壁の戦いを説明してくれた。
赤壁郊外には、この他にも多くの名所がある。陸水湖はそのうちの一つで、陸水湖の呼び名は、呉の大将軍・陸遜が率いた軍がここに駐屯したことに由来すると伝えられている。しかし、現在の陸水湖は人工湖である。1958年、毛沢東主席と周恩来総理の許可を得て、長江三峡ダムの実験ダムとして、本来の陸水湖(現在の陸水湖より面積ははるかに大きい)でダムを建設した。このとき建設されたダムの貯水池が現在の陸水湖なのである。陸水湖周辺の人々は漁や灌漑、発電、観光などの様々な方面で、陸水湖から多大な恩恵を受けている。
実際に遊覧船に乗ってみて、陸水湖が高い観光価値をもつようになったのは、決して偶然でないことを私は理解した。三方を青山に抱かれ、一面だけが平野に接する湖は景色も素晴らしく、名高い観光名所が具えるべきすべての要素を持ち合わせていた。湖全体としての配置はきちんと整っているが、これから更にビューポイントとして開発できるスペースもまだある。緑の木々で覆われた山々のシルエットが湖面上に映って実に美しい。湖を囲む山々は高くないが味わいがあり、湖の面積は広くないが湖水の流れにはそれなりのリズムがある。陸水湖は賢明な建設者に感謝しなければならない。彼らのおかげで楼・台・亭・閣が建てられ、花や草が植えられ、自然景観に人工景観が添えられて、その趣がいっそう豊富になったのだから。「陸水湖に来れば、心が落ち着きます。静かな湖水には哲学的な趣があり、どんなに苛々していてもこの湖の周辺を歩いていると、心が晴れやかになる。私は詩的魅力がある陸水湖にすっかり魅せられています。陸水湖を観光すれば中国の伝統文化を体験的に理解できると、多くの外国人観光客も言ってくれます」。ガイドの美しいお嬢さんは仕事を忘れて、陸水湖を絶賛した。
以上は陸水湖の全体の話しだが、見るべきポイントを挙げてくれと言うと、土地の人々は口々に桃花島や鳥島、麋鹿島など数々の見所を推薦してくれる。彼らは夏が陸水湖観光のベストシーズンであることも教えてくれた。湖面を覆ってゆらゆら揺れるハスの花が見られるからだ。しかし、美しい景色には、どの季節にもそれぞれ違った趣があるはずだ。

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