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舞馬銜杯壷 2007.03.01更新
【和:まいばかんぱいつぼ】 |
【中: wu ma xian bei hu】 |
隋・唐・五代>舞馬銜杯壷
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1970年西安市郊外の何家村で出土。高さ18.5cm、口径2.3cm。
銀製の壷のデザインは中国の北方騎馬民族が常に携帯する革袋とあぶみを組み合わせたものである。革袋と同じ形を採用したのは長い馬上生活でも持ち運びに便利である上、日常生活でも使用できるためと考えられる。唐代の職人の独創性をよく表した一品である。壷の腹部には表裏とも打ち出しの技法で、口に酒杯をくわえ、前足を斜めにして体を支えてながら、尾を振り上げている屈強な馬が描かれている。これは唐の玄宗時代に流行した馬舞の様子を描いたものである。
この形状の壷は契丹文化の代表的器物とされており、唐の都・長安でこの壷が出土したことから、当時の唐王朝と周辺諸国との交流が如何に盛んであったかが想像できる。
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