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雲南省博物館 2007.03.20更新

雲南省博物館

【和:うんなんしょうはくぶつかん
【中:Yun nan sheng bo wu guang
研究機関>雲南省博物館

  雲南省博物館は1951年に建てられた総合的な博物館である。
雲南には、文化財や古跡がきわめて多い。猿人の化石から始まって旧石器、新石器、青銅器、鉄器の各時代、さらに後漢から清代までのものが非常にたくさんある。これらは雲南の考古学研究にとってしっかりした基礎をつくり、また博物館の収蔵品の確実な供給源になっている。
この50年余り、雲南省博物館が長年の考古発掘や調査収集、購入、寄付などの方法で収集した青銅器、古い貨幣、陶磁器、古い書画、碑文の拓本、郵便切手、各種の工芸品などは、すでに13万点以上に達している。多くの貴重な文化財の中で、1000点以上が国宝の一級文物に指定された。
収蔵品の中でもっとも特色があるのは、昔、雲南に栄えたテン文化の青銅器、雲南一帯に8世紀半ばに興った南詔国や10世紀から13世紀にかけて栄えた大理国の時代の仏教文物、近現代の多彩な各種の少数民族のすばらしい文物である。
雲南省博物館は長年にわたり、各種の短期の展示をしてきたが、これ以外に3つの常設展示を行ってきている。
その第1は「中国古代銅鼓展」で、雲南の少数民族が保存してきた古今の銅鼓文化を展示し、紹介している。
第2は「雲南古代仏教芸術展」で、この博物館に収蔵されている南詔から清代までの仏教文物の逸品を紹介し、さまざまな角度から、雲南の歴史における仏教文化の芸術的成果と仏教が雲南の民族文化とが融合した状況を示している。
第3は「雲南少数民族の風俗や民情の展示」。ここでは、25の少数民族の服装や工芸品、少数民族の風俗や民情を示す写真を集中的に展示している。これを見た観客は、雲南の少数民族のきらびやかで多彩多様な民俗文化や雲南各地の明媚な風光を直接知ることができる。

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