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大足石刻 2007.03.20更新
【和:だいそくせっこく】 |
【中:Da zu shi ke】 |
隋・唐・五代>大足石刻
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「大足石刻」とは、重慶市の西北に位置する大足に点在する石刻群、75ヶ所の総称です。古代インドをルーツとするこれらの石刻は、唐代末期の9世紀から南宋時代の13世紀にかけて造られたもので、現存する石刻は、石像5万体以上、石碑文10万点以上に上ります。仏教ばかりでなく、道教、儒教という中国三大宗教の石刻がそろっている点が大きな特徴です。
仏教石刻を代表するものとしては北山石刻群の「数珠手観音像(じゅずしゅかんのんぞう)」や「転輪経蔵窟(てんりんきょうぞうくつ)」、宝頂山石刻群の「釈迦涅槃像(しゃかねはんぞう)」などがあります。道教を代表するものとしては南山石刻群の「三清古洞(さんしんこどう)」、儒教の石刻としては、北山に残る石碑「古文孝経碑(こもんこうきょうひ)」が貴重とされています。
敦煌、雲崗、龍門三大石窟と ならんで、中国の晩期石刻芸術の優れた代表作である。築造は晩唐の景福元年(892年) から南宗期につづいていた。石刻は仏教の彫像を主としているが、道教や儒教の彫像もある。 5万体にのぼる彫像は40ヵ所に散在しているが、宝頂山の摩崖彫像最も有名。 万を数える北山の石刻は精巧を極め、バランスがとれ、造型が美しくて石刻芸術の新しい 発展の道を具現している。宝頂山の石刻彫像は1万体を越えており、内容は濃厚な生活 の息吹に満ちている。宗教ではないものもある。出所:中国世界遺産「大足石彫刻」
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