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三足土器 2007.03.22更新

三足土器

写真・王露 

【和:さんそくどき
【中:San zu tao qi
新石器時代>三足土器

    三足土器は新石器時代竜山文化の陶製品で、高さは29.2センチである。 
 黄河流域は、中国の新石器時代に陶器が大いに発達した地域の一つである。裴李崗に代表される今から八千年前の新石器時代の早期には、大地湾文化や磁山文化などが存在した。中期は彩陶が発達し、仰韶文化と大肭口文化があった。晩期には馬家窯文化、斉家文化、竜山文化などが興ったが、その中で黄河下流の竜山文化がもっとも卓越している。 竜山文化は1928年、山東省章丘県の竜山鎮で最初に発見されたため、その名がついた。測定の結果、その年代は紀元前2310年から同1810年の間であることが判明した。
 竜山文化の多くは、泥と砂で作られた灰黒陶と粒子の細かい泥で作られ黒光りする黒陶で、そのほとんどが陶器の表面に紋様がなく、素朴ではあるが渋い趣きがある。中には、簡単な紋様があるものもある。
 この土器は古代の炊事用具の一つである。この土器は竜山文化の彩陶の代表作で、1960年、山東省イ坊の姚宮荘遺跡から出土した。現在、山東省博物館に収蔵されている。
 この土器は口が大きく、楕円形をしていて、広い注ぎ口は上に向かって伸び、外側に湾曲している。土器の腹は扁平で、足は中空で三本あり、二本の前足は長く、太い。後足は短くて細い。これでうまく平衡を保っている。器の首と後足の近くは、縄状の取っ手で結ばれている。首の下部の両側には、耳が左右対称に付いている。背中には三枚の鎧のような紋様があり、その中に乳頭状の飾りが打たれている。
 キの全体の形は、まるで名前のわからない奇獣のようであり、勇壮壮健であり、首をもたげて嘶き、生きているように見える。まさに、彫塑史上の逸品というにふさわしい。出所:「人民中国」 魯忠民

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