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司母戊鼎 2007.03.22更新
【和:しぼおちちょう】 |
【中:Si mu wu ding】 |
殷・周時代>司母戊鼎
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司母戊鼎は殷(商(紀元前17世紀~同11世紀)青銅器である。
高さ133センチ、足の高さ46センチ、壁の厚さ6センチ、重さ875キロ
商(紀元前17世紀~同11世紀)は、中国初期の重要な発展期であり、世界の古代文明史上でも、重要な時代に当たる。首都はいまの河南省安陽市の殷に置かれていた。1939年、安陽市武官村で、関係者を震撼させた司母戊鼎が出土した。
司母戊鼎は、現存する商の青銅器の中で、最大で最も重い一点である。巨大で、見た目は落ち着いている。内側の壁には、「司母戊」という三文字の銘文があり、商王の文丁が母親を祭るために鋳造した器物である。その外形の優雅さは、商文明の偉大さを表している。
鋳造の跡を観察すると、鼎の胴体は四つ、それぞれの足は三つ、底と内側の壁は四つ、取っ手の部分はそれぞれ二つの鋳型からできているのがわかる。最後に、内外の鋳型に流し込んで各部分をつなぎ合わせるという「合範法」によって造られた。
統計によると、司母戊鼎を鋳造する際に使われた銅は千キロ以上。測定される金属は、銅84・77%、錫11・64%、鉛2・79%であり、このことから、商の時代に、すでに青銅器鋳造の最適な割合が正確に把握されていたことがわかる。
司母戊鼎は、商の青銅器鋳造技術が高度に発展していたことの証である。また、中国国家博物館の秘宝中の秘宝であり、内外に誇れる「国宝」と言える。出所:「人民中国」 董琦
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