考古用語辞典 A-Words

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仮面 2007.04.05更新

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仮面

【和:かめん
【中:Jia mian
殷・周時代>三星堆遺跡|青銅器>仮面 
青銅製、 高25.5cm 幅42.5cm上部奥行き19.5cm 

人間の顔をした仮面は、大きさから大中小の3極類に分けられる。これはそのうちの中型の仮面。
顔の表情は、人頭像のそれとほぼ同じであるが、全体に横長になっている。中型の2点には、いずれも,いずれも眉間に方形孔があいており、ここには縦目仮面に見られる立飾りが装着されたものと思われる。こめかみと下顎にあたる部分にも、方形の孔があけられているが、これは木組みなどを通して固定するのに用いたようである。いずれも、鋳造した後に切り込みを入れ、たがねの類で打ち落として作ったようである。両耳の形やそこに施された雲気文は、人頭像や他の仮面と同じであるが、この耳は中空になっており、本体とは別に鋳造し、顔の両側に用意された二つのはそ孔に差し込んだ後で接合している。耳たぶの孔は、貫通していない。出所:「三星堆」

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