考古用語辞典 A-Words

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晋・南北朝 2007.04.18更新

【和:しん・なんぼくちょう
【中:Jin nan bei Chao
晋・南北朝>晋・南北朝

  呉の降伏で天下が一つになったあと、わずか三〇余年で、晋は匈奴系の前趙に滅ぼされ、生き残った一人の皇族が、辛うじて南に逃れ、建康(南京)
で亡命政権を立てた。これが東晋であり、北方は五種の塞外民族が、次々と地方的な短命王朝をつくった、こうして天下は南北に分れ、南北朝といわれた。南では、東普、宋、斉、梁、陳の五つの王朝が相次いで立てられ、東晋の前の呉と合せて、普通「六朝」と称されている。
北方では鮮卑族拓抜氏の北魏が、四二九年に北涼を滅ぼし、北方を統一した。北魏はやがて東西に分裂し、東魏は北斉に、西魏は北周にとってかわられた。その北周を乗っ取ったのが隋の文帝であり、彼は五八九年、南朝の陳を滅ぼして、中国を統一することに成功した。西晋の滅亡から隋の統一までは二七〇余年だが、西晋の天下統一も三〇余年にすぎないので、それを無視すると、黄巾の乱から四〇〇年の分裂時代があったことになる。出所:「中国ー世界の歴史と文化」

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