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隋唐時代 2007.04.18更新
【和:ずいとうじだい】 |
【中:Zui tang shi dai】 |
隋・唐・五代>隋唐時代
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隋はいろいろな意味で秦に似ている。大運河をつくり、高句麗に出兵したりしたのは、秦の長城や征戦に似ている。どちらも短命であり、その次に長期政権が誕生している。秦のあとは、前後四〇〇年の漢であり、隋のあとは三〇〇年の唐である。
唐は隋の重臣(柱国と呼ばれた)李淵が六一八年にはじめたが、これは隋を乗っ取ったことになる。老子の末裔で、西涼王李暠七代の孫と称しているが、どうやら唐の皇室はやはり主家筋の鮮卑族であるようだ。玄宗皇帝が息子の嫁である楊貴妃を容れたのは、漢族の家庭倫理では考えられないという説もある。
いずれにしても、唐は破格の世界帝国であり、都の長安はまさしく国際都市として賑わったのだ。隋から唐にかけては、日本の国家創建期にあたっており、多くの留学生が渡り、文物制度を学んだことが知られている。長安には西域の人たちのためのゾロアスター教や景教(ネストリウス派キリスト教)、あるいはマニ教の寺院が建てられた。盛唐以後には、イスラム帝国が中央アジアに進出し、国境を接するようになった。国境での紛争も多発し、七五一年のグラスの戦いで、敗れた唐の捕虜が製紙法を伝えたといわれている。伝わったのは、製紙法だけではなく、さまざまな生活様式もあったはずだ。国際交流の時代であったといえるだろう。出所:「中国ー世界の歴史と文化」
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