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滇王之印 2007.04.25更新
【和:てんおうしいん】 |
【中:Tian wang zi yin】 |
秦・漢・三国>滇王之印
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前漢、1956年雲南省晋寧県石塞山6号墓出土、金製、高さ1.8cm、辺長2.3cm、重さ90g
蛇紐(蛇の形をしたつまみ)を持つ金印で、「滇王之印」の四文字が篆刻されている。この金印の出土によって漢武帝が元封2(前109)年に滇王に王印を下賜したという『史記』の記載の正確さが証明された。漢には皇帝・諸侯王・官吏ごとに印章があり、身分によって形式・材質に規定があった。「滇王之印」は、福岡県で発見された「漢委奴国王印」の蛇紐金印と、形・大きさ(ともに漢代の一寸四方)・材質に似たところがある。この二つの金印の存在は、漢の皇帝が周辺民族の首長や近隣国の国王にも印を下賜・贈呈していたことを示している。出所:『世界四大文明・中国文明展
図録』
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