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清二十五寶璽 2007.04.26更新
【和:しんにじゅうごほうじ】 |
【中:Qing er shi wu bao xi】 |
明・清>清二十五寶璽>清二十五寶璽
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清王朝の二十五宝璽は乾隆帝が1746年年(乾隆十一年)に定めたものである。それまでには、三十九枚の宝璽が宮廷に存在していたが、そのうちの十四枚ほどは乾隆帝によって「義に照らして妥当ではない」とされたため、倉庫に閉じ込められる運命となった。改めて定められた二十五枚の宝璽は、国務上実際に使われるという目的以外に、乾隆帝が「大清国が二十五代まで続いてほしい」との願いも込められていた。そして、乾隆帝以降は二十五宝璽は改められることなかった。
二十五枚の宝璽には、純金製が一枚、紫檀製が一枚、残り二十三枚は玉製となる。この玉製の二十三枚の印鑑には六枚が白玉製、八枚が緑玉製、六枚が碧玉製、そして、三枚が墨玉製となっている。ニ十五枚宝璽のうち、ニ十四枚が満州文字と漢字で刻まれている。唯一の緑玉製「皇帝之宝」は満州文字だけで刻まれた。
二十五枚の宝璽は中華帝国の皇帝権力の象徴であり、天下国家にとって最主要な宝物でもある。そして、中国数千年の歴史上、金石文物としては最高のものだと言っても過言ではない(現物はいま北京故宮博物院に収蔵されている)。出所:清二十五枚宝璽
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