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古椰貝塚遺址 2007.06.18更新

古椰貝塚遺跡

【和:こやかいづかいせき
【中:Gu ye bei zhong yi zhi
新石器時代>古椰貝塚遺址

  古椰貝塚遺址は広東の高明市西北部に位置しており、西江から西へ1800m離れ、現存面積は約4万㎡で、新石器時代後期の珠江三角洲地域において、保存状態が最も良く、情報量も豊富な、代表的な貝塚遺址である。
古椰貝塚遺址の考古学的発掘による資料は、嶺南地区(現在の広東と広西の地を指す)の考古学研究における多くの空白部分を補充するものであり、歴史的大発見ともいえる意義を有している。新しい考古学的文化類型を発見しただけではなく、大量の植物の遺物、たとえばオリーブ、南酸棗、乾果類や瓜類の種など約20余りの品種も発見されている。この時代の当該地区の当時の環境と地形を復元するのに、確実で豊かな物証を提供したのである。同時に、出土した40粒ほどの炭化していないもみは、嶺南地区の史前遺址の中では初めて発見されたものであり、嶺南の稲作の起源を研究する際の貴重な資料である。他に、大量の加工され使用された痕址のある木製器も、嶺南において初発見された。大きな貝殻の中に、小さな貝殻が層をなしているのもしばしば見られ、このことにより古椰遺址は、さらに素朴で神秘的で、重要視されるものとなっている。2006年度に中国十大考古学発見に選ばれた。出所:中国網

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