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六安王墓 2007.06.18更新
【和:ろくあんおうぼ】 |
【中:Liu an wang mu】 |
秦・漢・三国>六安王の墓
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六安王墓は安徽省六安市金安区の三十里舗鎮にあり、南北に並ぶ双墩墓(二つの盛り土のある墓)である。「黄腸題凑」といわれる構造のもので、よく保存されてある。この「黄腸題凑」の構造は前漢の諸侯陵特有の埋葬方式であり、このような古墳は北京、石家荘、揚州、長沙でも発見されたことがあるが、いずれも諸侯あるいは王妃の墓であった。安徽省で発見されたのは初めて。
墓の周囲には副葬墓が3つ、車馬坑が1つ、副葬坑が2つ発見された。双墩墓の一号墓の主な墓室と車馬坑は唐の頃に盗掘されているが、漆器、銅器、玉器、金箔、銀箔、植物の種子と実、銅の車軸、木造の馬など副葬品が500点出土した。漢代の双墩墓のまわりの南から北へ約5キロ、東から西へ約3キロの範囲で、現存の墓が30もあり、上述の双墩墓を含む南北に並ぶ同じ形の巨大な墓が合わせて4カ所もあり、これらの墓は盛り土がちゃんとした形をしており、一般には「八大墩」と呼ばれている。
『史記』にも六安王に関する記載がある。双墩墓の一号墓から出土した「六安飤丞」の封泥と「共府」の銘文のある銅のつぼは、六安王に関する史者の記載と一致しており、一号墓の主は共王の劉慶で、二号墓は后の墓と見られる。
双墩墓の一号墓と六安国陵区の発見は漢の六安国の歴史の研究にとっては重要な手がかりとなるもので、漢代の諸侯の古墳制度の解明にも役立つと見られている。2006年度に中国十大考古学発見に選ばれた。出所:中国網
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