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杯(ガラス南京市象山7号墓出土) 2007.06.24更新
玻璃杯
東晋時代
口径10 cm 高さ10 8cm
江蘇省南京市象山7号墓 1970年出土
南京市博物館蔵
透明ガラスで、少し黄緑色を帯びる。器壁に白い風化層が附着している。全体は桶のような形を呈している。円形の回はやや広がり気味。腹下部は弧形ですぼまっている。小さな平底。外壁の回縁部の下には一本の太い線文と二本の細い線文を廻らす。太い線文と細い線文の間に36個の小さな楕円形の切子を施す。腹部には7個の大きな楕円形の切子を施し、それぞれの縁に輪郭線が刻まれ、その間は縦の線で仕切られている。楕円形上部の間も磨かれ光沢がある。杯下部にも二本の線文を廻らし、その間にも小さな楕円形の切子があるが、風化腐食により判別が難しい。底部も磨かれ光沢があり、円形。このガラス杯はローマンガラスである。出所:「中国の金銀ガラス展」
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