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玉琮(大汶口文化) 2007.07.14更新

玉琮

【和:ぎょくそう
【中:Yu zhong
新石器時代|金・玉器>玉琮

新石器時代(大汶口文化)
出土地出土年不明

高さ49.7cm、上端部6.4cm、下端部5.65 cm
中国国家博物館
この玉琮は、今までに発見された玉琮の中で、最も太きいものの一つで、19の節からなっている。上端部および、底部内壁には独特な符号が周多られている。このような符号は大汶口文化の土器に彫られており、この玉琮が大汶口文化のものであることを裏付ける。ただ、全体的に長江下流域の良渚文化の作風をもっており、良渚文化圏内で製作されたものと考えてよい。つまり、この玉琮は良渚文化で製作されてから大汶口文化に持ち込まれ、その後、大汶口文化の人々によって自分たちの文化を象徴する符号として彫られたのであろう。両文化間の関係を物語るものである。出所:「世界四大文明・中国文明展」

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