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玉琮(良渚文化) 2007.07.15更新

玉琮(良渚文化)

【和:ぎょくそう
【中:Yu zhong
新石器時代|金・玉器>玉琮

新石器時代(良渚文化)
1986年浙江省余杭県反山出土

高さ9.6cm、外径8cm、孔径7.1cm
浙江省文物考古研究所
反山遺跡という良渚文化の墓地遺跡から出土した玉琮である。内側が円形、外側が方形という独特な形をした玉琮は、「円は天を祀り、方は地を祀る」という「天円地方」という思想に関係があるといわれる。また、四隅には奇怪な「顔」のような図柄が浮き彫りにされているが、これは神人獣面文という、良渚の人々が崇めた神の姿であった。のちの殷(商)王朝では、青銅器上に饕餮文と呼ばれる文様が盛んに飾られるようになるが、この良渚文化の神人獣面文と関係があるとも言われている。出所:「世界四大文明・中国文明展」

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