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玉璋(鄭州市出土) 2007.07.16更新

玉璋(鄭州市出土)

【和:ぎょくしょう
【中:Yu zhang
殷・周時代|金・玉器>玉璋

殷(商)
1958年河南省鄭州市出土
長さ66cm、幅13cm、厚さ0.4cm
河南博物院

儀式に使用した玉器である。刀のような形をしたこの玉器は、その薄さからみても、実用品ではなく権力の象徴として用いられたものと思われる。このように特異な形をした玉璋は、主に龍山文化晩期から二里頭文化期にかけてみられ、二里頭遺跡からも数点出土している。それらとほぼ同じ形態をした玉璋は、北は長城地帯の陳西省神木県石?遺跡、西は四川省三星堆遺跡、南はベトナム北部のフンレン遺跡・ソムレン遺跡といった、かなり遠隔地から出土している。それぞれの実年代は多少前後するにしても、そこには早くも中華世界としての“まとまり”を読み取ることができよう。出所:「世界四大文明・中国文明展」

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