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蔡侯申銅方壺 2007.07.18更新
【和:さいこうしんどうほうこ】 |
【中:Cai hou shen tong fang hu |
春秋戦国|青銅器>蔡侯申銅方壺
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春秋
1955年安徹省寿県蔡侯墓出土
青銅
高さ79.8cm、口径18.5cm×18.3cm、重さ24.2kg
中国国家博物館
壷とは、頸部が長く下胴がはった酒器をいう。この壺は、蓋の上部を蓮の花の形にかたどり、器の両脇の把手と足は獣形に作る。頚部の内側に「蔡侯申」の名が見え、泰侯の申(昭侯)が作ったものであることがわかる。この方壷のように蓮の花を蓋部にあしらったものは、安徽省から,河南省にかけて見られる。黄河と長江の間を流れる淮河流域にはため池が多く、その池に咲く蓮の花を模したものであろうか。寿県一帯は、春秋時代には蔡国があったが、紀元前448年に楚に滅ぼされ、紀元前240年には西方の秦の圧力を受けた楚が東遷して都とした。出所:「世界四大文明・中国文明展」
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