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玉面具 2007.07.21更新
戦国
1997年湖北省荊州市秦家山2号墓出土
玉
長さ20cm、幅13.9cm
湖北省荊州市博物館
この覆面は玉で作られたものである。目・鼻・口の部分にあながあいていて、眉・目・口などの輪郭線や髪・ひげはみな陰刻により描かれている。一般的な成人の顔の大きさより小さい。被葬者の顔のそばから出土し、また、マスクの輪郭に8つのイヽ小さいあながあることから、絹織物をマスクの裏面に縫い合わせて実際に死者の顔にかぶせたと考えられる。このような死者にマスクをかぶせる風習は、西周虢国墓や曲村晋墓の玉製マスク、また遼寧省で発見された貝殻のマスクに見られる。しかし、ほかの戦回楚地域の墓には見られないため、このマスクは華北の文化の影響を受けたものと考えられる。のちに、漢代の玉衣や近年新疆ウイグル自治区で発見されたマスク、さらには遼の黄金のマスクへとその伝統は継承された。出所:「世界四大文明・中国文明展」
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