考古用語辞典 A-Words

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銀縷玉衣・握玉 2007.07.23更新

銀縷玉衣・握玉

【和:ぎんるぎょくい・あくぎょく
【中:Yin lu yu yi・Wo yu
秦・漢・三国|金・玉器>銀縷玉衣・握玉

前漢
1996年江蘇省徐州市火山漢墓山土
玉・銀
長さ180㎝
江蘇省徐州市博物館
2216枚の玉片を約1kgの銀糸で綴って作られている。古代の人々は玉衣を死体に着せれば、魂は永遠に不滅だと信じていた。火山漢墓の被葬者は漢代楚国の貴族、劉和である。遺体は玉衣を着て、玉枕を敷き、両手には再生を願って、多産の象徴である豚を象った玉を握っている。玉衣は体の各部に分れており、死者の体型に合せて作られている。玉衣は玉片をつなげる糸の材質の違いによって、金縷・銀縷。銅縷・絲縷があり、漢代の墓葬規定によれば金縷衣は天子だけが使用でき、諸侯王や貴人は銀縷玉衣の使用が許されていた。出所:「世界四大文明・中国文明展」

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