考古用語辞典 A-Words

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製塩画像磚 2007.07.24更新

製塩画像磚

【和:せいえんがぞうせん
【中:Zhi yan hua xiang zhuan
秦・漢・三国|陶磁器>製塩画像磚

後漢
伝民国期四川省邛崍県花牌坊出上
陶製
縦36cm、横46.6cm
四川省博物館
塩は人間の生存にとって不可欠のものだが、穀物からは摂取できない。中国古代では、塩の種類として、海塩・池塩。井塩・岩塩・土塩があった。この画像磚には、後漢の四川地域の塩井と製塩場が描かれている。左の3階建ての櫓では、4人の人が塩井から滑車を使うて革袋に汲まれた塩水を引き上げ、その後方には汲み上げた塩水をあける水槽があり、そこから道を表す線に沿って、右下の煮沸場へと腰を屈めながら塩水を運ぶ人がいる。煮沸場では竈に鍋がならび、塩を煮出している。後方の山では弩(いしゆみ)を使って狩りをする二人と、斧を手にした人物が描かれている。出所:「世界四大文明・中国文明展」

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