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長沙走馬楼呉簡 2007.07.25更新
【和:ちょうさそうまろうごかん】 |
【中:Chang sha zou ma lou wu jiang】 |
秦・漢・三国|彫刻・書画>長沙走馬楼呉簡
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[湖南省長沙市]
1996年10月に湖南省長沙市走馬楼の古井戸から出土した簡牘(木簡竹簡)で、出土総数は約10万枚といわれる。木簡や竹簡は中国西北の居延や敦煌の軍事施設跡に保存廃棄されたもの(軍政関係の公文書が主)や、内陸の墓に副葬されたもの(法律文や書籍など)が発見発掘されており、その総計は9万枚であり、従来の総数をも超えた数の簡牘の出土はそれ自体驚嘆に値するよその主な内容は三国・呉の行政文書(賦税関連のものや戸籍類など)で、後漢末の年号である建安呉の年号である嘉禾などの年号や『三国志』に列伝をたてられている歩篤騭、呂岱らの名も見える。公開された「嘉禾吏民田家莂」(嘉禾年間官民農家納税台帳)は、長沙郡臨湘県南郷に住む者の租税納付書類で、当時の農民が耕していた田地の広さ、干害の有無、納税の様相などが分かる資料である。このような文書が井戸から発見された理由については、井戸が文書の廃棄場所になっていたとする考えや、井戸に物を併存するこの地域の風習によったものとする考えなどがある。出所:「世界四大文明・中国文明展」
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